“中国大連の旧型市電とLRT”


中国に、2001年のゴールデンウイークに行ってきました。今回は、旧南満州鉄道と偽満州国時代の路面電車を求めての中国東北地方です。

大連には偽満州国当時からの路面電車が走っています。全部で3系統があり、大連駅から東に向かう203系統には戦前に日本が持ち込んだ旧型車が、ほとんど当時のままの姿でがんばっています。長春の旧型市電と、もとは同じ車両だと思います。

▲ 203系統は偽満州国当時からの旧型車が活躍

大連駅から西に向かう201系統は、流線型の車体更新車と角張った車両が、その終点近くから南へ、星海公園方面に向かう202系統には、台車やモータなど足回りは旧型車の流用ながら、スマートな車体の新型車と、それぞれ系統別に使用する車両が分かれています。

202系統の途中の停留所、解放広場の車庫には、中国製とおぼしき3車体連接LRTが2編成、出番を待っていました。2001年5月段階では星海公園から旅順方向へ、経済特区のある方面に向けて、専用軌道や高架橋で路線延長工事が行われており、これができればデビューするのかもしれません。

▲ 解放広場にある車庫には塗色の異なるLRTが2編成

車庫中に入っていき、そばにいる人にJust one picture please ! と言って近くから写真を撮らせてもらおうとしたのですが、通じなかったのでしょう、車庫の外に追い出されてしまいました。一昔前の中国なら、スパイ容疑で逮捕されていたかもしてません。

そんなわけで、LRTの詳細はわかりません。プラグドアが運転台近くにはないことから、前後には普通の台車をはいており、編成の中央部分の床を低くした部分低床車ではないかと想像しています。

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