“スイス アルプス ゴルナーグラート 
・モンテローザ鉄道”  


スイスとイタリアの国境にそびえる標高4478mのマッターホルンは、アルプスを代表する山の一つです。マッターホルンの麓の街ツェルマットには、氷河急行に乗って世界中から大勢の観光客が訪れます。

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▲ 途中駅で下りの電車と交換

標高1631mのツェルマットから3089mのゴルナーグラート展望台の間は、全長9.3kmの登山電車、ゴルナーグラート・モンテローザ鉄道で結ばれています。登りはじめると電車の車窓いっぱいにマッターホルンの勇姿が広がります。

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▲ 登山電車の車窓から見たマッターホルン

ゴルナーグラート・モンテローザ鉄道の最急勾配は1000分の200、かつての国鉄最急勾配横川−軽井沢間碓氷峠の3倍、箱根登山鉄道の2.5倍、大井川鉄道井川線のアプト式の区間の2倍以上にあたります。

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▲ 横から見るとこんな急勾配 架線柱はまっすぐに立ってます

こんな急勾配をレールと車輪の摩擦だけで登ることはできません。他の多くのスイスの登山鉄道と同様に、全線にわたって2本のレールの真ん中にのこぎりの歯のようなラックレールを敷設してあり、車輪に付いたギヤをこれにかみ合わせて登ります。

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▲ ラックレールに身を任せ急な勾配をツェルマットへ下る

ここで使われているのは2本のラックレールをピッチをずらしてならべた日本でもおなじみもアプト式。電源は3相交流を採用しているため架線が2本あり、電車の屋根には小さなパンタグラフが2台横に並んでいます。

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▲ 模型のレイアウトのような線路と4両編成の新型車

終点のゴルナーグラートは、ヨーロッパで2番目に高い駅。でも、一番高いユンフラウヨッホはトンネルの中を登る登山電車の終点です。森林限界を超えてからは遮るもはなく、マッターホルンやスイス最高峰のモンテローザをはじめ4000m級の山々を眺めながら登る、ゴルナーグラート・モンテローザ鉄道の車窓が一番です。

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▲ 2両編成の旧型車が下っていく

終点のゴルナーグラートや途中駅からは、ハイキングコースもよく整備されており、下りはマッターホルンを眺めながらのハイキングもおすすめです。冬はスキーのコースになるそうです。

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▲ 終点のゴルナーグラート駅からマッターホルンを望む

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