“スイスの国際都市 ジュネーブの市電”  


スイスの西端に位置するジュネーブは、 周囲をフランスに囲まれたスイスの半島な形をしています。ヨーロッパ最大の湖、レマン湖に面した美しい街です。スイスが永世中立国だからでしょうか、国連ヨーロッパ本部をはじめ数々の国際機関がおかれています。

旧市街は、市電と歩行者だけのトランジットモール。ここを走る市電は、乗りやすいように3車体連接車の前後の動力台車部分を除き、中間の床を低くした低床車。1984年にジュネーブに導入されたのが、世界で最初の部分低床車だそうです。

すでに登場から20年になろうとしてますが、そのデザインには古さを感じさせません。でも、初めての低床車だからでしょう、ノンステップにはなりきれず、低いながらもワンステップ車です。

一時期は路線の廃止とバス化により、わずか1系統にまで減ってしまったジュネーブ市電も今では復活を遂げ、さらに郊外に向けて路線の延長が行われているそうです。

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