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ゾグネフィヨルド

ゾグネフィヨルドは世界で最も長いフィヨルドで、全長は200kmを超え ます。周囲には1000m級の山がそびえ、氷河に深くえぐられたためもっとも深いところでは水深が1300mに達するそうです。

鏡のようなゾグネフィヨルド 前方の山には氷河が わずかな平地に小さな集落

船の中で飲んだビールがとてもおいしかったですね。ハンザと書かれていました。ノルウェーでは一般的な銘柄だそうです。

ゾグネフィヨルドを行き交う船 観光船の着くグドヴァンゲンの港

いくつもに枝分かれしたフィヨルドの奥、行き止まりの1つであるグドヴァンゲンで上陸して、今日の宿泊地であるヴォスへ向かいます。フィヨルドは海抜0mですから、道は険しい上り坂です。 途中ではいくつもの滝に出会います。

水量の多い滝が落ちる こちらは幅広の滝 ホテルの庭から雄大な景色

休憩したスタルハイムホテルの裏庭から見る、今のぼってきたグドヴァンゲン方面の眺めは絶景です。

 


ヴォスから列車でベルゲンへ

パッケージツアーはヴォス駅に近い湖に面したリゾートホテルで1泊したあと翌日はオスロに戻ります。ここまで来て、ノルウェー第2の都市、西海岸のベルゲンを見ずに帰ってしまうのは残念です。幸い、夕方17時前にホテルに到着しました。季節柄、暗くなるのは23時頃です。ホテルの夕食をキャンセルして、私の話に乗ってきた同じツアーの有志6人で列車に乗ってベルゲンに出かけることにしました。

グドヴァンゲンからヴォスに向かう道路は急な坂 ヴォス駅前のリゾートホテルの窓から

489kmはなれた首都オスロと第2の都市ベルゲンを結び、ノルウェー南部を東西に走る急行列車は、夜行寝台1往復を含めて1日5本運行されており、所要時間は7〜8時間です。ヴォスはオスロから403kmのところにあり、ベルゲンまでは残り1時間余りです。

ヴォス駅に留置されていた旧型電車 ヴォス駅の普通電車

ヴォス駅でベルゲンまでの乗車券と指定券を買い求めました。列車は結構混雑しており、6人の指定席はバラバラです。ヴォス駅には旧型の電車や小さな電気機関車が留置されています。

午前11時前にオスロを発ったベルゲン行き急行列車は、定刻より10分余り遅れて17時30分頃、 かつて九州にいたED72を思わせる胸を張った赤い機関車を先頭に、重連のELが長い編成の赤い客車を引き連れ、ヴォス駅に進入してきました。

ヴォス駅にいた2軸の小さな電気機関車と貨車 重連の電気機関車が牽くベルゲン行き急行列車

2等車の車内はヨーロッパには珍しく、日本によく似た回転式のリクライニングシートで、全部の座席が進行方向を向いています。時間の有効利用も兼ねて、早めの夕食をとりに食堂車に出かけたのですが、残念ながら終点が近いためか営業を終わっていました。

単線のためベルゲンの手前で交換待ちの長時間停車 終着ベルゲン駅

ベルゲン行き急行列車の車窓のハイライトは既に過ぎてしまっていますが、それでもヴォス−ベルゲン間の車窓の風景は美しく、十分な満足感を与えてくれるもので す。ただ、単線で列車が遅延していたため、終点ベルゲンの一つ手前の駅で列車交換が発生して長時間停車となり、ベルゲンへは30分近く遅れて19時頃の到着 になってしまいました。