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KTMコミューター
KTMコミューターは 電化されたマレー鉄道のクアラルンプール首都圏を走る近郊電車です。片開き2扉、両開き2扉(いずれもプラグドア)、ステンレス車体の外吊り両開き3扉の3種類の電車を見かけました。いずれも3両固定編成でセミクロスシート、固定窓、冷房完備の清潔な車内で快適な乗り心地です。
KTMコミューターの電車 上は2扉車 下は新しい3扉のステンレス車
KTMコミューター、Airport Rail link、2つのLRT、モノレールを含めたクアラルンプール市内と近郊の路線図は、こちらをご覧ください。
プラグドアを開いたところ 右後方にはKLタワーがそびえる |
KTMコミューターの車内 |
車内でスカーフをまとった女性を見かけると、同じアジアでもここは韓国や中国とは違うイスラムの国だと 感じます。
クアラルンプール近郊の観光地
郊外の観光に出かけました。まずは市の北部、プトラLRTの北の終点近くにあるトラディショナル・マレー・ハウスへ。マレーシアの人々も、都心ではマンション暮らしが多くなりましたが、ここは昔からの高床式の伝統的なマレー建築様式の民家です。この家の家族が普通に生活している家そのものを、観光用に一般に公開しています。部屋の中にお邪魔しているときに、この家の主が腰にタオルを1枚巻いただけで、風呂からあがってきました。
トラディショナル・マレー・ハウス | ドリアンを売りに来たトラックと買い求める人々 |
家の前には、ドリアンを積んだトラックがやってきて、商売をしています。マレーシアの人はドリアンが好きですね。ビニール袋に5つ、6つと買ったその場で、割って食べています。離れていてもその 強烈なにおいが……。
次は、ここから北西にあるバトゥ・ケープに向かいます。272段の階段を登ると天井まで100mもある大きな鍾乳洞が口を開けており、その中にヒンドゥー教寺院があります。インド以外の国では最大のヒンドゥー教の聖地だそうです。
バトゥ・ケープ 鍾乳洞に登る階段(左)とその内部(右) |
セランゴール川 日が暮れると周囲の木に蛍がいっぱい |
マレーシアを代表する工芸品の一つであるピューター(錫工芸品)の工場に立ち寄ってから、クアラルンプールの北西80kmにあるセランゴール川の河口の町、クアラ・セランゴール向かいます。
この町には蛍公園があり、日没を待って小舟に乗って川沿いのマングローブにとまって灯りをはなっている蛍を鑑賞します。無数の蛍が点滅する(それも日本の蛍より光が強くて点滅間隔が短い)様子は絶景です。ここでは、日本から持参した虫除けスプレーが大いに役立ちました。