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プトラLRT

プトラLRTは1998年に開業しました。スターLRTと同じ第3軌条集電の電車ですが、新しいだけあってこちらは無人運転。日本の新交通システムをレールと鉄の車輪にしたような感じです。

都心部の3駅分が地下鉄となり、その他は高架です。車内はプラスチックのロングシートで、2両編成のため 都心部はいつも混雑しています。

   
KLセントラル駅のプトラLRT改札     プトラLRTの自動改札

KTMコミューターの自動改札は、ヨーロッパに多い1人ずつ切符を通してから回転するバーを押して通る方式ですが、LRTのそれは日本と同じ扉のついた形状です。磁気式の切符を通す口の他に、JR東のSuicaのようにICカードをふれる部分もついています。クアラルンプールのICカードはタッチ・アンド・ゴーと呼ばれ、高速道路の料金所でも、ETCの他にこれも使えるそうです。

 
プトラLRTのKLセントラル駅
無人運転だがホームドアはない
高架線を行くプトラLRT

プトラLRTは無人運転ですが、地上の駅には日本の新交通システムのようなホームドアはありません。都心部の地下駅には設置されていましたが、これはシンガポールの地下鉄等と同様に、ホームの冷房の冷気を逃がさないためと思われます。


世界一の高層ビル

市の中心からやや東よりにクアラルンプールシティーセンターKLCCがあります。ここに1998年に完成した、国営石油会社ペトロナスのオフィスが入る89階建て452mの2本の超高層ビルペトロナス・ツインタワーは世界一の超高層ビル です。日本のハザマと韓国の三星が1棟ずつ建設し、41階にある連絡橋はフランスがかけたとか。一般の人が上がれるのは、事前に整理券 を入手した人に限りこの連絡橋までです。

     
モスクの尖塔をイメージしたペトロナス・ツインタワー       ツインタワー内ショッピングセンターのクリスマス

ペトロナス・ツインタワーの下層階は、伊勢丹をキーテナントとする大きなショッピングセンターで、地下にはプトラLRTのKLCC駅があります。 ショッピングセンター中央の吹き抜けにはクリスマスの飾り付けがありました。イスラムの国でありながらクリスマスを祝うのは、マレーシアの懐の深さを表しているのでしょうか、それとも日本と同様にいい加減なのでしょうか?

 


レークガーデン内の国立博物館

クアラルンプール中心街の西側の丘陵地帯には、19世紀後半につくられた人造湖、ペルナダ湖を中心に広大な緑地が広がり、ハイビスカスガーデンやバードパーク、バタフライパークなどが配置され、レイクガーデンと呼ばれています。レイクガーデン内の南端、KLセントラル駅の近くに国立博物館があります。

C型タンク機関車 車輪配列がパシフィック型の蒸気機関車

館内にはマレーシアの歴史、文化に関する数多くの展示物があります。正面玄関の両脇には、初期のマレー鉄道で錫鉱石の運搬に使われたであろうC型のタンク機関車と、マレー鉄道の発展期に旅客列車を牽引したであろうパシフィック型の蒸気機関車が 置かれています。

中庭には、ペナン島のペナンヒルで使われた古いケーブルカーも展示されています。