HOME 1/5page 2/5page 3/5page 4/5page 5/5page
御来光を見終わった人々は、すっかり明るくなった祝山駅に戻ってきます。連結器の強度の関係でしょうか、祝山線の列車は4両の客車の山下側に1両の機関車がついた編成を2本併結しています。山下側からDL+PC4両+DL+PC4両で、中間にもディーゼル機関車が入っています。当時の客車は、旧型の下降窓あり、バス窓ありの雑多な編成で全てロングシートでしたが、今ではすっかり新しい車両に交代したようです。
![]() |
![]() |
祝山線の旧型客車 | 祝山線の列車(車内から撮影) |
眠月線の途中から分岐する祝山線は、私が訪れる前年の1986年に開通したそうで、下りの列車は真新しい線路を降りていきます。
旧工作駅で下車すると、乗車したときには暗くて気づかなかったのですが、“古老火車頭及車廂露天展示場”があり、かつて阿里山森林鉄路で活躍したシェイ型蒸気機関車が保存されています。2シリンダの18トン型12号機と3シリンダの28トン型23号機です。
![]() |
![]() |
旧工作駅に展示された23号機と小型DL | 3シリンダのシェイ型蒸機 23号機 |
この他に小型のディーゼル機関車や古い木造客車なども保存されていて、道路の向こうには日本でも一時期流行った古い客車を改造したSLホテル(阿里山火車廂旅館)もありました。
![]() |
![]() |
12号機の右側面 | 2シリンダのシェイ型蒸機 12号機 |