HOME   1/6page   2/6page   3/6page   4/6page   5/6page   6/6page


路面電車の走る街 “コンヤ”

奇岩の連なるカッパドキアから白い石灰のお皿のパムッカレへ移動する途中に、人口50万人あまりのコンヤという街があります。イスラム神秘主義の一派、メヴラーナ教団発祥の地です。アタチュウルクによって解散させられ、今では霊廟がメヴラーナ博物館になり、この教団の儀礼である踊りは観光用に上演されています。

メヴラーナ博物館の入館券    神学校の門とトルコの女性

インジェ・ミナーレ神学校は、今ではイスラム関係の彫刻博物館となっていますが、トルコを代表する建築美といわれ、セルジュク朝時代の建築物の代表作だそうです。

コンヤの市電はドイツ製 モスクの前を走る広告電車

コンヤの街のメインストリートを3車体連接の路面電車が走っています。赤と白が基本ですが、窓下に広告を描いた車両や、車体を黄色や青に塗り分けた広告電車もあります。ドイツ製でしょうか、ドイツやオーストリア等ヨーロッパでよく見かける顔をしています。終点が市の中心にある小高いアラアツデンの丘のまわりをぐるりと一周する構造のため、片運転台片側ドアの構造で、バックにモスクがなければヨーロッパそのものです。


石灰の白い皿 “パムッカレ”

トルコ語で綿の城という意味のパムッカレは、石灰が結晶してできた天然温泉プールです。遠くから見ると、丘の上の方が雪が積もったように白く見えます。以前は、たくさんのお湯が流れていたそうですが、今では水量が減って干上がってしまっている部分も多く見られます。石灰の棚を傷つけないよう、ここに入るときには靴を脱いで素足になります。

パムッカレの石灰棚 素足で石灰の棚に入る観光客

パムッカレの石灰棚のすぐ後ろには、円形劇場やローマ浴場を含む紀元前2世紀頃の遺跡が広がっているのも、トルコらしいところです。