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イスタンブールへ

トロイの北にあるチャナッカレで1泊した翌日は、エーゲ海とマルマラ海をつなぐ狭いダーダネルス海峡を、アジア側からヨーロッパ側へフェリーで渡り、一路イスタンブールを目指します。イスタンブールはトルコ最大の都市で、周辺には下の地図に赤で示す高速道路が整備されていて、速度制限は130km/hと表示されています。

イスタンブールは、黒海とマルマラ海をつなぐボスポラス海峡で西のヨーロッパ側と東のアジア側に分かれ、高速道路には2つのボスポラス大橋がかかっています。ヨーロッパ側はマルマラ海から切れ込んだ金角湾で南の旧市街と北の新市街に分かれます。東ローマ帝国の首都コンスタンチノープルから現代に至る歴史の大半はヨーロッパ側にあります。

市内の交通網はこちらをご覧ください。国電、一部地下になったライトレイル、新しい市電、旧型市電、地下ケーブルカーと色々な乗り物があり、本格的な地下鉄の建設計画もあります。また、バスが頻繁に走っています。


イスタンブールの見所

最大の見所は、旧市街がマルマラ海に突き出て、ボスポラス海峡が始まる位置にある、かつてのオスマン帝国の支配者の居城であり、世界遺産にもなっているトプカプ宮殿です。今では博物館になっていて、宝物館にある重さ3kgのエメラルドや86カラットのダイヤなどがかつての栄華を偲ばせています。

海からみた丘の上のトプカプ宮殿 ハーレムの塔がそびえる トプカプ宮殿の宝物

すぐ隣には美しいブルーモスクと呼ばれるスルタン・アフメット・モスクやビザンティン建築の最高傑作といわれるアヤソフィアがあります。アヤソフィアは、支配者が変わることによりギリシャ正教の大本山からイスラム寺院に姿を変えていましたが、イスラム教徒により塗り込められていた漆喰の下からキリスト教のモザイク画が見つかり、今では博物館として多くの観光客を集め、その前では水売りの男がパフォーマンスを見せています。

イスタンブールの水売り ブルーモスク アヤソフィアの内部