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エフェソスからイズミールへ

内陸のパムッカレからエーゲ海に面したエフェソスの遺跡に向かう途中で、道路と平行する線路で、アメリカ型のディーゼル機関車が牽引する列車に出会いました。貨物列車の最後尾に、申し訳程度に1両だけの客車を連結した混合列車です。一般道路を走るベンツの観光バスは、軽々とこの遅い列車を追い抜いていきました。

アメリカ型DL牽引の混合列車 最後尾に両開き扉の客車が1両

エフェソスはエーゲ海最大の遺跡群といわれています。紀元前11世紀から紀元前4世紀頃にギリシャから移住してきたイオニア人が住み着き、貿易等で栄えたそうです。メインストリートの両側に門、円形劇場、神殿、浴場から公衆トイレまで良く復元されています。中でも2階建ての図書館には12000冊の本が所蔵されていたそうです。また、通りの向かいにある娼館と地下でつながっていたのも人間味のある話です。遺跡から少し離れた街中には、発掘された遺物を展示した考古学博物館があります。

エフェソスにある古代の図書館 カディフィカレの城壁から見たイズミール市街

エーゲ海に面したイズミールはトルコ第3の都市です。中心街の南の丘にあるカディフィカレの城壁から眺めるイズミール市街とその先に広がるエーゲ海は絶景です。


ベルガマとトロイの遺跡

ベルガマはヘレニズム文化が花開いた遺跡都市です。古代の医療機関を備えたアスクレピオンと芸術や学問学問を中心として栄えた丘の上のアクロポリスの2ヶ所に分かれます。神殿や図書館、急傾斜地を利用してつくられたギリシャ劇場から、下のアスクレピオンが望めます。

急峻な斜面の円形劇場 前方遠くにアクスレピオン    トロイの木馬

ギリシャの詩人ホメロスの叙事詩にうたわれたトロイ戦争。ドイツ人シュリーマンの発掘により、実在したことが証明されました。遺跡の入り口にはトロイの木馬が再現され、階段で上ることができます。遺跡そのものは異なる時代のものが何層にもなっており、わかりにくいものです。