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ドイツ最大のターミナル駅の一つ、フランクフルト中央駅には、ドイツの新幹線ICEをはじめ、ドイツ各地からの列車のみならず、ヨーロッパ各地から国際列車が次から次へとやってきます。
ドイツの新幹線ICE | DBのDL重連のインターシティー |
ドイツの客車に比べ、フランスの客車で編成されたパリ東行きのユーロシティーは、おしゃれな外装です。
パリ東行きのフランスの客車をDBのELが牽引する | 新型の2階建てプッシュプルの列車 |
機関車が片側につき、最後尾の客車に運転席を設けた2階建て、プッシュプルの近郊列車もやってきます。
宿泊したホテルは、フランクフルト中央駅からSバーンで20分程の郊外にありました。Sバーンと同じ線路を、引退が迫ったDBの名機、オリジナル塗装の103型の牽引するインターシティーが駆け抜けていきます。
Sバーンは4扉クロスシート | 人気の103オリジナル色が牽引するインターシティー |
旅のヒント
ドイツの列車は質実剛健、運賃は決して安くはありませんが、速くて時間が正確です。トラムだけではなく、SハーンやUバーンも方向幕に系統番号が印されてわかりやすい乗り物です。また、ほとんどのところで英語が通じます。それも、ネイティブではないため、日本人にもわかりやすい発音で、ゆっくりと話してくれます。町歩きには心配はありません。でも、フランクフルト中央駅の前をはじめ、他の大都市でもそうですが雰囲気の余り良くないところもありますので気を付けましょう。
限られた予算と時間のもとで海外を効率よくまわるには、パッケージツアーに頼るしかありません。周遊型のコースの途中で列車やトラムに試乗するには、自由時間のあるコースを選ぶことと、ホテルに到着後や出発前のわずかな時間の有効活用が欠かせません。その意味で、このドイツのコースは、旅行会社選びに失敗しました。
出発が、夏休みのお盆のピークの直後。ツアー料金が一番高いところの次の価格帯の時期でした。それまで、別の会社ですがお得なツアーを何回か経験して味をしめていたこともあり、リンク集(私の旅のブックマーク)に掲げた旅行会社のホームページの中から似たようなコースを比較して、一番安い旅行会社を選んでしまいました。それが大きな間違いでした。オフシーズン、航空会社のキャンペーンの活用、アエロフロートなどの安い価格を提示する航空会社の利用、多くの集客実績等、安いお得なコースには必ず理由があります。夏休みのピーク時にルフトハンザの直行便を使ってドイツへ、中堅の旅行会社が他社より数万円安い価格で提供するために、食事とホテルの立地にしわ寄せがきました。食事は、もともとドイツですから期待はしていなかったのですが、これならツアーは食事無しにして、自分で勝手に店を探した方が良いと思われるものばかりでした。
出発前にインターネットの検索エンジンで、利用するホテル名を検索しても見つからないので、ちょっと嫌な気分だったのですが、不安が的中しました。ホテルの立地は、いずれも都心からクルマで30分以上の遠く離れた郊外です。ハイデルベルクやミュンヘンは、都心に出るための公共交通機関も貧弱で、日本より安いとはいえタクシーでは相当な金額になり、時間もないことからチェックイン後の外出をあきらめてしまいました。
フランクフルトでは、ホテルに到着の前に線路が見えたため、フロントで尋ねたところ幸いなことに徒歩で15分程度のところにSバーンの駅があり、15分ごとに電車があることを教えてもらいました。中央駅まで、高速で突っ走るSバーンで約20分、途中に空港駅までありましたので、かなり遠い郊外のようでした。チェックインの時間が早くチェックアウトが遅かったため、前日の夕方と出発日の早朝から2回フランクフルトに出かけ、Sバーン、Uバーン、トラムに乗ることができました。
旅行の時期をよく考え、価格だけでツアーを選んではいけないことを肝に銘じました。
お役に立つリンク集
これからお出かけになる方や鉄道ファンの方に役立ちそうなリンクをそろえました
- ドイツ大使館(日本語、ドイツ語) ドイツ旅行ニュースをはじめ多くの情報が得られます
- ドイツ政府観光局(英語、ドイツ語) ドイツ観光の総合サイト
- フランクフルト市観光局(英語、ドイツ語) フランクフルトのことなら何でも
- ハイデルベルグ観光局(日本語、ドイツ語、英語、スペイン語、フランス語、イタリア語)と各国語で用意されているのは表紙だけで、使えるページは英語です
- ドイツ鉄道DB(ドイツ語、) 英語のページがほしい
- ICE Net World(ドイツ語) ドイツの新幹線ICEのサイトです
- DB博物館(英語、ドイツ語、フランス語) なかなか見応えがあります ビデオ映像のダウンロードもできます
- ルフトハンザ ドイツ航空(日本語) スクリーンセーバーもあります
- ミュンヘン市電(英語) 写真がたくさんあります
- Friends of the Munich Tramway Museum(ミュンヘン市電博物館)(ドイツ語、一部のみ英語) オールドトラムファンにはドイツ語がわからなくても結構楽しめます
- ハイデルベルグ市電(英語) 写真がたくさんあります
- フランクフルト市電(英語) 写真がたくさんあります
- DBをはじめ各国の列車のスクリーンセーバー(英語、ドイツ語) メルクリンの模型を見ているようで結構楽しめます TGV も ICE も AVE も ペンドリーノ も、500系のぞみから貨物列車まで次々にやってきますよ