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コペンハーゲン中央駅

スウェーデンのマルメから、列車で海を渡ってコペンハーゲン中央駅に戻ってきました。

停車中の列車は、前日のオーデンセでも見かけた4車体連接のディーゼルカー、MG型IC4。イタリアのアンサルドブレダの失敗作で、ICでは使えずローカル輸送に限定使用で持てあましているとのことらしいが、首都の中央駅にもいました。

▲ コペンハーゲン中央駅のIC4

ドイツの大きな駅でよく見かけるHOゲージの模型。ここ、コペンハーゲン中央駅の構内にも。

▲ 中央駅構内のHOゲージの模型

この日は15時35分発のユーロシティー(EC432)でドイツのハンブルクに向かうため、事前にDBのホームページから早割でチケットを押さえようとしたら、線路工事のためにデンマーク国内区間がバス代行(BUS432)に変更になり、発車が15時10分に繰りあがるとのこと。

まだ列車代行バスの発車まで2時間あるが、事前にバス停の位置を確かめておこうと駅前通りのバス乗り場に来てみたけど、それらしき案内はなし。

▲ 駅正面のバス乗り場に出てみたけれど

駅の構内に戻って、インフォメーションへ。教えてもらった方向に行ったら、券売機の横に代行バスの案内看板が出ていた。デンマーク語の Togbusser が列車代行バスのことらしい。隣には一回り小さな英語の案内も。

▲ 券売機の横に列車代行バスの看板

看板の示す方に行くと駅の側面、線路をまたぐ人工地盤の上にある出口に出た。建物の貫禄からすると、ここが駅の正面出入り口なのかもしれません。

▲ この出入口に代行バス乗り場があった


再びストロイエへ

時間つぶしに、昨日に続いて市役所前広場に来てみたら、テントが並んでいる。

▲ 市庁舎前にテントが

この日は土曜日。広場では青空市が開かれて、大勢の市民で賑わっています。

▲ 賑わう市庁舎前広場

昨日に続いて、またストロイエへ。土曜の午後は人出が多い。

▲ ストロイエも人出が多い

レゴの店を発見。簡素な造りだけど、ここが世界のレゴの本店らしい。

▲ レゴの本店

店に入ってみると、レゴのキャラがお出迎え。もちろんレゴブロックでできています。

▲ レゴのキャラがお出迎え

壁から顔を出すドラゴンもレゴブロック。

▲ 壁から飛び出るドラゴン

自転車や壁画もみんなレゴブロックの積み重ね。

▲ 自転車も壁画もレゴでできている

アマートゥー広場も大賑わい。

▲ アマートゥー広場

コウノトリの噴水の回りに腰を下ろしてちょっと休憩。

▲ コウノトリの噴水

ニコライ教会現代美術センターのところで折り返し、一旦ホテルに戻ります。

▲ ニコライ教会現代美術センター

途中で見つけたユニクロの店。海外に行き始めた頃には、多くの街の繁華街の一等地に、SONY や TOSHIBA などの看板が目立っていた時代もあったけど、今や SAMSUNG に取って代わられ、世界の都市で目につく日本の企業のロゴといえば UNIQLO ぐらいになってしまいました。

▲ ユニクロを見つけた


デンマーク国鉄列車代行バス

ホテルのフロントに預けていた荷物をピックアップし、時間に余裕をもってコペンハーゲン中央駅へ。駅舎に横付けしているバスは、行き先のLEDにDSB(国鉄)とTOGBUS(列車バス)を交互に表示。

▲ 中央駅横にバスが待機

DBから、メール添付のPDFファイルで送られてきたeチケットを運転士に見せ、大きな荷物は車体下の荷物室へ。コペンハーゲンとドイツのハンブルクを結ぶユーロシティー(EC)は1日4本。夜行の1本はオーデンセ経由で、海底トンネルと橋で海を越えユトランド半島へ大回りする、貨物列車と同じ線路が直結したルートで運行。昼間の3本は、列車をフェリーに乗せて国境の海を越える“渡り鳥ライン”を経由。

▲ 二階建ての列車代行バス

線路の工事は、デンマーク国内のシェラン島にあるコペンハーゲンと、隣のファルスター島にあるニュークビンの間で行われているらしく、ECはニュークビン発ハンブルク行きとして運行中。でも、代行バスはニュークビンには立ち寄らず、その隣のロラン島にあるドイツに渡るフェリーの港、ロービュまで直行することに。この日のハンブルク行きの3便目だけど、日本のゴールデンウイークは現地は閑散期なのか、列車1本分の乗客を乗せた代行バスには、1台でもまだ空席が。

▲ バスの二階席

コペンハーゲンを出るとバスは高速道路へ。並行する線路では駅の新設でしょうか、大規模な工事が行われています。

▲ 駅の新設工事中?

郊外に出るとバスの車窓には、並行する線路の向こうに菜の花の黄色い絨毯が広がります。

▲ 車窓の菜の花畑

やがて高速道路は線路と分かれ、船を通すために中央部が盛り上がった橋を渡ってファルスター島へ。

▲ ファルスター島に渡る高速道路の橋

その橋から、海の遙か向こうに見えるのが鉄道と一般道の併用橋。

▲ 鉄道と一般道の併用橋

列車代行バスは、ファルスター島から短い海底トンネルをくぐってロラン島へ。高速道路の終点で下に降りると、そこは道路の行き止まりとなったロービュの港。バスはここまで、183kmをノンストップで2時間。15分ほど早着です。

▲ ロービュに到着

列車代行バスから下車した横は、DSBのロービュ・フェリー駅。バスの後方の港では、入港したフェリーが口を開け、中からクルマが出てきます。

▲ バスの背後にロービュ港

ロービュ港には2本の埠頭があり、線路が延びているのは、そのうちの片方にだけ。

▲ 港にフェリーが接岸

 

ロービュ・フェリー駅

列車代行バスから降りた乗客は、こんなホームで列車の到着を待ちます。駅員の姿はありません。屋根がなく、雨の日は大変だろうけど、寒くなる前に線路工事は終わる予定だとか。

柵の向こうにも1面2線のホームが1本。コペンハーゲンからのローカル列車は、大半がニュークビン止まりだけど、1日に数本のここまで来て折り返す列車が使用するのでしょうか。

▲ 仮設のようなホームで待つ乗客

ホームの裏側に残る草むした線路。その向こうには貨物ホームのようなものも。ユトランド半島からフュン島を経てシェラン島へ、橋と海底トンネルで線路が直接つながるまで、デンマークとドイツ間の貨車航送が行われていた名残でしょう。

▲ ロービュ・フェリーの駅名標

ニュークビン始発のハンブルク行きECが定刻に入線。車両はDSBの3車体連節、IC3型ディーゼルカー。車両はデンマーク持ちらしく、以前にはDBがDSBにリースした、ボギー車4両編成のディーゼルカーICE-TDと、このIC3が併用されていたが、ICE-TDは一足先に廃車になりIC3に統一。ICE-TDで1本だけあったベルリン直通列車も、ハンブルク止まりになったとか。

▲ ハンブルク行きのユーロシティーが入線

IC3の運転室後部、黄色い線の引かれた窓3つ分がファーストクラス。

▲ 3車体連節のディーゼルカーIC3

乗車したのはスタンダードクラスだけど、テーブル付きのゆったりとしたボックス席で、見た目は前日のER4型電車、インターシティーのファーストクラスとそっくりの座席。

▲ スタンダードクラスの車内


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