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マッレス・ヴェノスタ散策

マッレス・ヴェノースタの情報がないので、レストランでお勧めの行き先を聞いてみると、城まで10分で行けるとのこと。店の前から指差す方向を見ると、遙か彼方の高台に立派な建物が。あそこまで10分で行ける? クルマで10分、諦めました。

あとでGoogleMapで調べると、白い建物は城ではなく修道院。ドイツ語でFürstenburgという名の中世の石造りの城は、その右側の木に隠れているようです。

▲ モンテ・マリア修道院

GoogleMapで、レストランから近い集落の中に教会を見つけ、行ってみることに。カトリック教会の赤い屋根の尖塔。

▲ カトリック教会の塔

小さな広場の真ん中にあるのは、昔からの水くみ場でしょうか。

▲ 村の水源

周辺では、ちょうど桜が満開を迎えています。開花は北海道、道南の桜と同じ時期。

▲ 満開の桜

教会の屋根越しに見る国境の山にはまだ残雪。

▲ カトリック教会

近くには、石積みの鐘楼のある聖マルティン教会も。

▲ 聖マルティン教会

▲ 聖マルティン教会の塔

小さな広場の真ん中に立つ祠にキリスト像。

▲ 小さな広場にキリスト像

すぐそばにもう一つ、石造りの丸い塔。

▲ 丸い塔 Torre Fröhlich

堆肥の臭いがきつい農家の庭先のようなところに建っているけど、隣の壊れた城壁のような石垣も含め、歴史がありそうな建築物。

▲ 農家の庭先のようなところに立っている

▲ 教会の横にも城壁のようなものが

集落の周辺は、長閑な春の山村風景。

▲ 雪を抱く国境の山々

3本の塔を見てきたけど、後でネットにあった英文の情報から、すぐ先にある4本目の塔を見落としたことに気付く失態。9世紀に建てられ10世紀に改築された聖ベネディクト教会にも、聖マルティン教会とよく似た塔があり、教会にはいくつかの古いフレスコ画も残っているのだとか。


マッレスからメラーノへ

マッレス駅に戻ってきました。ここは単なる盲腸線の行き止まりではなく、駅前から接続するバスに乗り換えると、峠を越えてオーストリアやスイスに向かう中継地点。現在のオーストリアへのメインルートであるブレンネル峠が開通するまでは、マッレス経由で行き来していたのだとか。

▲ 駅に戻ってきた

その名残か、駅前には黄色い車体にホルンのマーク、スイスナンバーのポストバスも乗り入れてきます。

▲ スイスから乗り入れるポストバス

折り返しの列車が入線。これに乗って、車窓を眺めながらメラーノに戻ります。

▲ 列車が入線

▲ 車窓の教会

▲ ネギ坊主の乗った鐘楼も

▲ 途中駅で列車交換

トンネルを抜けると、眼下に広がるのはメラーノの街並み。街中をパッシリオ川が流れ、中心には大聖堂ドゥオモ。列車はメラーノ駅に向けて勾配を下っていきます。

▲ 車窓にメラーノの街が見えてきた

▲ パッシリオ川の流れと大聖堂


メラーノ散策

終点のメラーノで下車して、駅から街の散策へ。

▲ メラーノの街並み

市庁舎の裏に建つプリンチペスコ城。城というには余りに小さな建物だけど、15世紀の後半にオーストリアの皇太子のために建てられ、内部も当時のまま残っているのだとか。

▲ プリンチペスコ城

旧市街の中央を、東西に延びるポルティチ通り。両側の建物の下の通りに面した部分が、ポルティコとよばれる柱廊になっていて、雨でも濡れずに歩ける構造。

▲ ポルティチ通り

脇道も、なかなかいい雰囲気。

▲ 趣のある路地

ポルティチ通りの坂道を上がったところに建つ、聖ニコラウスを祀る大聖堂、ドゥオーモは14世紀のゴシック様式。高さ80mの塔がそびえる。

▲ 大聖堂 ドゥオモ

▲ ドゥオモの内部

▲ 祭壇とステンドグラス

▲ バラ窓とパイプオルガン

▲ 露出を絞ってバラ窓の色を出してみた

ドゥオモの先で、高台を見上げると城砦のようなものが。

▲ 高台に城砦?

パッシリオ河畔の遊歩道を通って駅に戻ります。川沿いの藤が綺麗な建物の1階部分が屋根のある歩道になっていて、冬の間も散歩が楽しめることから、冬の散歩道とよばれているのだとか。

▲ 右側のアーケードの下が冬の散歩道

かつては旧市街を取り囲む城壁があったのか、レオナルド・ダ・ヴィンチ通りに建つ石造りのボルツァーノ門。背後に顔を出すのはドゥオモの塔。

▲ レオナルド・ダ・ヴィンチ通りのボルツァーノ門

遊歩道には、横にした壺から流れ出たかのような、ユニークなデザインの花壇も。

▲ ユニークなデザインの花壇

バッシリオ川に架かるポスタ橋のたもとには花が溢れて、メラーノは綺麗な街です。イタリアにしては、治安も良さそう。

▲ バッシリオ川に架かるポスタ橋

▲ 広場の花壇の向こうに大聖堂の鐘楼


メラーノからボルツァーノへ

メラーノ駅に戻ってきました。ボルツァーノへの帰りは、SADが運行する列車。この区間のローカル列車の運行は、SADとTTの2社で分担しているようです。チケットは共通なので、一般客が気にする必要はありませんが。

▲ メラーノ駅

▲ SADの運行するローカル列車

▲ 車体の側面には小さくイタリア鉄道fsのマークも


ボルツァーノのレストラン

ボルツァーノに戻って、夕食は旧市街のホテルに近い、店内にビールの醸造釜のあるビッレリアでイタリアンを。

▲ 夕食のレストラン

▲ 店内にビールの醸造釜

▲ イタリアンを満喫

夕食を終え、ヴァルター広場のホテルに戻ったのが21時前。この時期、まだ空には薄明かりが残っています。

▲ 空にうっすらとあかりの残るボルツアーノ大聖堂ドゥオーモ

▲ ヴァルター広場に面した宿泊ホテル