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イタリア6日目は、フィレンツェからローカル列車で斜塔で有名なピサへ。そのあと、塔の立ち並ぶサンジャミーノにでも行こうかと思っていたところ、同行者から世界の絶景のリオマッジョーレを見たいとの希望があり、ピサから先へ西海岸沿いの幹線で向かうことに。
ホテルのベランダから見たフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェラ(フィレンツェSMN)駅の東側面。眼下には、建設中のトラムの併用軌道。
▲ フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェラ駅の東側側面
券売機で切符を購入。イタリア鉄道のローカル列車の切符の有効時間は4時間のため、リオマッジョーレまで買っても、ピサで途中下車して観光している間に有効時間が過ぎてしまいます。フィレンツェからピサ中央駅も、西海岸の幹線に合流して1駅先のピサ・サン・ロッソーレまでも同じ運賃なので、とりあえずサン・ロッソーレまで購入。
▲ 券売機でピサまでのチケットを購入
改札機で日付と時刻を刻印。古い黄色で四角い刻印機を見かけなくなり、緑の楕円形に切り替わったようです。
▲ 改札機で刻印
テロ対策なのか、ローマ・テルミニやミラノ中央駅など、イタリア鉄道の一部の大きな駅ではホームに入るときに係員によるチケットのチェックが行われるようになり、ここフィレンツェSMNでも、列車の写真を撮りに自由にホームには入れなくなりました。置引き対策にもなっているでしょう。下車時には、チェックなしのフリーパス。
▲ フィレンツェSMN駅
フィレンツェ始発のピサ方面のローカル列車は、大半がピサ中央駅行きだけど、一部に西海岸の幹線に直通する列車があり、それを選定。先頭に制御客車、最後尾から電気機関車が押し、列車番号は快速RVではなくRだけど、小さな駅は通過扱いの準快速のような列車。
▲ ヴィアレッジョ行きのローカル列車
非電化区間に向かうローカル列車なのか、ディーゼル機関車の牽く客車列車とフィレンツェSMNを同時発車してしばらく並走。
▲ ディーゼル機関車の牽く列車と並走
地元客はネットで買ってチケットレスが一般的なのか、客が示すスマホのQRコードを車掌さんがタブレットで読み取る検札。
▲ タブレットで車掌さんが検札
フィレンツェSMNから、イタリア半島の西海岸沿いの幹線に合流するピサ中央駅まで1時間と10分ほど。そのまま乗車していれば、次は5分ほどでピサの斜塔の最寄り駅、ピサ・サン・ロッソ-レ。
▲ ピサ・サン・ロッソーレ駅に到着
ここは、海岸沿いに北上する幹線から、ルッカに向かう非電化のローカル線がY字型に分岐する駅。地下道をくぐって駅の外に出ても、まだ下車した列車は停まっていて、後ろから押しているのは片運転台のE464型電気機関車。
▲ ローカル列車の牽引機
ピサ・サン・ロッソーレ駅から、世界遺産の奇跡の広場(ドゥオーモ広場)までは徒歩で10分ほど。緑の芝生の上に11世紀から13世紀の白い大理石の建造物。丸い洗礼堂と、奥に納骨堂カンポサント、その手前に大聖堂ドゥオーモとその鐘楼(斜塔)。
▲ ピサのドゥオーモ広場
ドゥオーモは、クーポラの部分に足場が組まれていて工事中らしい。斜塔の傾斜角は約4度。
▲ ドゥオーモとその鐘楼である斜塔
観光客は手で斜塔の傾斜を押しとどめたり、てっぺんをつまんだり、お決まりのポーズで写真に納まっています。
▲ 観光客お決まりのポーズ
ドゥオーモの後陣側、東側ゲートの外から見ると斜塔の傾斜がよくわかります。最上段だけ傾斜角が緩く見えるのは、12世紀後半の建設の途中から始まった傾斜が修正できなかったので、14世紀に最上段の部分を傾斜に合わせて垂直に設置したことによるのだとか。
▲ 東側のゲートから見た斜塔とドゥオーモ
ドゥオーモと斜塔。手前の芝生の中に建つ像は、ローマ建国神話のカピトリーナの雌狼。
▲ ドゥオーモと斜塔 手前の像はカピトリーナの雌狼
斜塔のチケット売り場で当日券は全て売り切れらしい。同行者は日本出発前にネットで時間指定のチケットを入手済。私はピサ訪問が3度目。四半世紀前に、ピサ中央駅からタクシーで来たときは、斜塔が倒壊する危険があるため傾斜角を5.5度から4度まで戻す工事が行われていて、斜塔の周辺が立ち入り禁止に。2004年の時は工事が終わっていて、斜塔に上っています。
1回目の時はピサ中央駅から列車でフィレンツェに戻り、2回目はサン・ロッソーレ駅からローカル線でルッカへ。今回は同行者が斜塔に上がっている時間で、ピサ旧市街を散策することに。その前に、前回までは自由に入ることができたドゥオーモも、観光客が増えたからかテロ対策か、事前に時間指定の入場券(無料)の入手が必須となり、チケット売り場でもらっておくことに。
▲ 切符売り場でドゥオーモの時間指定の入場券をもらう
奇跡の広場の南側に広がるピサ旧市街。古代ローマ帝国の時代からの歴史があり、中世にはヴェネツィア、ジェノバ、アマルフィとともに、イタリアの4つの海洋都市国家として発展したピサには、奇跡の広場以外にも見所が。
▲ 斜塔から旧市街へ
斜塔から600m程のところにあるカヴァリエーリ広場(騎士団の広場)は、中世ピサ共和国の時代から政治の中心地。
▲ カヴァリエーリ宮殿とサント・ステーファノ騎士教会
ルネサンス様式の広場に面した、カヴァリエーリ宮殿とサント・ステーファノ騎士教会。宮殿の前に建つ像は、初代トスカーナ大公となった、フィレンツェの大富豪、メディチ家のコジモ1世らしい。
▲ メディチ家当主の像
隣には、時計塔の宮殿。時計塔があったところに、後から建て増ししたらしい。
▲ 時計塔の宮殿
広場から路地を抜け、
▲ サン・フレディアノ教会
石造りの塔を眺めながら南へ、
▲ 路地の奥に石造りの塔が建つ
フィレンツェから流れ下ってピサでティレニア海にそそぐアルノ川沿いの道に出て、煉瓦色のテラコッタの外壁のアゴスティーニ宮。
▲ アゴスティーニ宮
アルノ川に架かるメッツォ橋のたもとの小さな広場にも銅像が立ち、柱廊のあるパステルカラーの建物。
▲ 橋のたもとのガリバルディ広場
メッツォ橋の対岸には市庁舎と、時計塔のあるプレトリオ宮殿。
▲ 市庁舎(右)と塔のある地区庁舎プレトリオ宮殿(左)
橋を渡った小さな広場に少し奥まって、市庁舎の3階とつながっている柱廊のある建物。
▲ 1階が柱廊になった Logge dei Banchi
市庁舎側からアルノ川対岸の旧市街を見ると、14世紀に設立された歴史のあるピサ大学。
▲ ピサ大学
アルノ川の堤防と一体になった、ロマネスクゴシック様式の小さなサンタ・マリア・デッラ・スピーナ教会。残念ながら扉は閉まっていた。
▲ サンタ・マリア・デッラ・スピーナ教会
▲ アルノ川とサンタ・マリア・デッラ・スピーナ教会
旧市街を一回りして、奇跡の広場に戻ってきました。斜塔には次の入場を待つ観光客の列。その手前に堕天使という墜落した天使のブロンズ像。その右の羽根の四角い部分には何故かギリシャ神話の怪物、メドゥーサの顔。前回の訪問時には、こんなものは落ちていなかったと思うけど。
▲ 堕天使のブロンズ像
テロを警戒してか、最近のイタリアの有名観光地では迷彩服の軍が警備中。
▲ 斜塔の入口で軍が警備中
観光客が上る、傾いた塔内の螺旋階段の磨り減り方が歪で、平衡感覚が狂うのか、車酔いになりやすい人は塔から降りてくると気分が悪くなることも。
▲ 斜塔のここまで登れる
丸い洗礼堂は、12世紀に建設が始まり14世紀に完成。過去2回の訪問時は無料で入れたが、今回は有料化されていたのでパス。
▲ 洗礼堂
11世紀に建設が始まり13世紀に完成したピサのドゥオーモ大聖堂。ギリシャ文字が残る外壁の石や円柱などの建材は、シチリアの古代遺跡から戦利品として奪ってきたものともいわれ、中世にもリサイクルが行われていたようです。
▲ ドゥオーモ
正面の扉の彫刻は、中央が聖母マリアの生涯。
▲ 中央扉の彫刻は聖母マリアの生涯
出入り口に使っている左右の扉の彫刻は、キリストの生涯。
▲ 左右の扉の彫刻はキリストの生涯
内部の前方には、工事のための足場が組まれて祭壇に近づくことが困難で、後陣上にある13世紀のキリストのモザイクは見ることができず。
▲ ドゥオーモ内部の奥は工事中
14世紀の説教壇と、その前に天井からぶら下がるガリレオのランプ。教科書用を執筆中の大学の物理の先生から依頼を受け、四半世紀前に初めてドゥオーモを訪れた時に撮ったランプの写真を提供して、出来上がった教科書をもらったことがあるけど、ガリレオが振り子の等時性を発見した時期より、ランプの設置の方が後だとの説が有力だとか。
▲ 説教壇とガリレオのランプ
豪華な天井な天井の細工。上下二段になった側廊には、イスラム様式のような白と黒の組み合わせ。
▲ 二段の側廊と豪華な天井の細工
モザイクとフレスコ画をクローズアップで。
▲ 彫像にモザイクとフレスコ画
透明な棺の内部に横たわる姿が見えているのは、ピサの守護聖人聖ラニエリ。
▲ 聖ラニエリの棺
お昼になったので、奇跡の広場を出たところにあるマクドナルドで昼食に。巨大なタッチパネルでメニューを選んでカードで決済すると番号をプリントした領収書が出てきて、商品と引き替えるシステム。この装置、フランスなどのマックでも使ったけれど、現金は受け付けないのでカード決済ができない場合はどうするのかな。
▲ 巨大なタッチパネルでオーダー
ハンバーガーとサラダのセットメニューのドリンクには、ビールを選択。何故、日本のマックのメニューには酒類がないのでしょう。
▲ マックのセットメニュー