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レノン鉄道ソプラボルツァーノ駅前から、ロープウェーに乗ってボルツァーノの街へ降ります。
▲ この鉄塔の先から街に向かって急降下
前日に巡った、雪を乗せたドロミテ山塊が遙か向こうに。今日は雲が増えてきた。
▲ 遙か向こうにドロミテの山々
眼下に、ボルツァーノの街とリヴェラウン川の流れ。
▲ 山に囲まれたボルツァーノ
旧市街に目をやると、ヴァルター広場に建つドゥオモ。3泊したホテルの姿も。
▲ 旧市街の真ん中に建つドゥオーモ
駅には振り子式の高速列車、フレッチャアルジェント(銀の矢)と客車列車が停車中。
▲ 駅にはフレッチャアルジェントと快速RV
ロープウエーから降りて、ボルツァーノ旧市街へ向かいます。市庁舎前広場では野外コンサートが開催中。
▲ 市庁舎前広場のコンサート
ここから西に延びる狭い石畳のポルティチ通りが、ボルツァーノ旧市街のメインストリート。通りに面した両側に並ぶ、15〜18世紀の建物の1階部分がアーケードになったショッピング街。
▲ ポルティチ通り
通りに面したバルコニーに旗が掲げられている建物は、17世紀末の商工会議所。今はその歴史を伝えるメルカンティーレ博物館になっていて、入り口は裏側の通りから。3本の旗はそれぞれEU、イタリア、南チロルボルツァーノ。
▲ メルカンティーレ博物館
博物館の向かいの建物が旧市庁舎だったらしい。
▲ 旧市庁舎らしい
市場のような露店が並ぶ、南北に細長いエルベ広場。店の表示にはイタリア語とドイツ語を併記していて、店員はこの両国語に加え、観光客には英語でも対応するマルチリンガル。
▲ エルベ広場の市場
広場の真ん中にはネプチューンの噴水。
▲ ネプチューンの噴水
シンプルな外観のドメニカーニ教会。13世紀の建築で、第二次世界大戦で被害を受け戦後の修復だとか。
▲ ドメニカーニ教会
十字架だけのシンプルな主祭壇。
▲ 十字架だけの祭壇
ガイドブックに14〜16世紀のフレスコ画とあるので、修復後の壁に残るこれのことだと思ったけど、あとで Wikipedia をみたところ、礼拝堂や回廊の鮮やかなフレスコ画に気付かなかったことが判明。見落として残念なことをしたフレスコ画は、https://it.wikipedia.org/wiki/Chiesa_dei_Domenicani_(Bolzano)
▲ 15世紀のフレスコ画
旧市街を一回りしてヴァルター広場に戻り、大聖堂ドゥオーモへ。14世紀のゴシック様式で、高さ62mの鐘楼は16世紀に建造。
▲ 大聖堂 ドゥオーモ
正面玄関の屋根を支える柱の獅子は、15世紀のもの。
▲ 15世紀のライオン像
天井から吊り下がる、14世紀のキリスト像。
▲ 天井には14世紀のキリスト像
後陣の礼拝堂には、フレスコ画と13世紀の彫像。
▲ 後陣の礼拝堂の祭壇
ホテルに戻り、お茶で休憩。
▲ ホテルで休憩
ホテルのチェックアウト時に、フロントに預けていた荷物をピックアップしてボルツァーノ駅へ。ホームでは、E652型電気機関車が牽く貨物列車がローマ行きのフレッチャアルジェントを待避中。この先のイタリア鉄道線は、トレントまでモビルカードが使えるけど、優等列車には乗れません。
▲ 貨物列車を追い抜くフレッチャアルジェント
貨物列車の発車後に、イタリア鉄道fsの快速RVが入線。牽引機は、プッシュプルの運転台付きの客車と編成することを前提にした、片運転台のE464型電気機関車。
▲ 快速列車RVが入線
列車は、谷筋をトレントに向けて下っていき、緑の車窓が続きます。
▲ トレントに向かう車窓
トレントに到着時に、向こうのホームにいるのはTTのミヌエット。この路線では、各駅停車RはTTやSADの電車で運行し、快速RVはfsのプッシュプルの客車編成のようです。市内のバスを運行するのもTT。
▲ Trentino Trasporti Spa(TT) の電車
駅の一時預かりに荷物を置いて、トレント旧市街へ。現在のサンタ・マリア・マッジョーレ教会は、16世紀の建築。それ以前にも、この場所には何度も教会が建て替えられ、さらに遡るとローマ時代には公衆浴場があった場所らしい。
▲ サンタ・マリア・マッジョーレ教会
主祭壇には、聖母被昇天のフレスコ画。
▲ 主祭壇は聖母被昇天のフレスコ画
合唱隊席は大理石の椅子。
▲ 大理石の合唱席
▲ バラ窓とフレスコ画
この街も、中世には城壁が取り囲んでいたようで、旧市街の西側に建つサンタ・マルゲリータ門。
▲ サンタマルゲリータ門
駅の方角、北へ振り返ればヴァンガ塔。
▲ ヴァンガ塔
さらに南へ行くと、サン・ヴィジリーオ大聖堂、別名ドゥオモが見えてきた。
▲ トレント大聖堂 ドゥオーモ
ここがトレントの中心、石畳のドゥオモ広場。
▲ トレントの中心ドゥオーモ広場
ドゥオーモは、ローマ時代のバシリカのあとに建てられた12世紀から13世紀の建築で、今のかたちになったのは16世紀だとか。バラ窓が正面と側面入口の横の2個所にあるのはちょっと変わっている。
▲ ドゥオーモの主祭壇
ドゥオモの隣に建つプレトリオ宮殿は、司教区博物館になっている。
▲ プレトリオ宮殿
ドゥオモから離れた広場の北よりには、18世紀につくられたネプチューンの噴水。ボルツァーノのエルベ広場のネプチューンに比べ、ずいぶん立派。
▲ ドゥオーモ広場のネプチューンの噴水
噴水の向こうに建つのは、外壁一面にフレスコ画のある貴族の家だったレッラ邸。描かれたのは16世紀だとか。
▲ 噴水の向こうにレッラ邸
その他にも、歴史のありそうな建物やカラフルな建物で取り囲まれた広場。ここも、1階はアーケードになっています。
▲ カラフルな家並みのドゥオーモ広場
広場から北に延びるロドルフォ・ベレンツァニ通り。正面にはサン・フランチェスコ教会。
▲ ロドルフォ・ベレンツァニ通り
通りに面して建つ石造りの塔。両側の建物と時代が違うような。
▲ 石造りの塔
バルコニーに旗を掲げた、壁を立体的に見せる騙し絵が消えかかっているような建物が市庁舎。
▲ 市庁舎
トレント駅まで戻ってきました。向こうの高台にある円塔の建築物は、調べてみると霊廟らしい。
▲ トレント駅
駅前に広がる緑に囲まれたダンテ広場。真ん中に立つのはダンテ像。
▲ ダンテ像
一時預かりから荷物をピックアップし、ヴェローナまでの乗車券を購入。入線してきた列車は、機関車が後押しするプッシュプルの客車列車の快速RV。先頭に立つ制御客車の運転室部分は、お金をかけずに後付したと思われる切妻の正面。
▲ 快速列車RVが入線
快速列車の車窓から、小山の上に城砦のような建物が。
▲ 車窓の城砦
オーストリア国境からフィレンツェに向かう南北の幹線と、ミラノとベネチアを結ぶ東西の幹線が交差するヴェローナ・ポルタ・ヌオヴァ駅に到着。後ろから押していたのは、やっぱり片運転台のE464型電気機関車。
▲ ヴェローナ・ポルタ・ヌオヴァ駅に到着
駅のすぐ横のホテルにチェックイン後、夕食は駅名になっている新しい門(ポルタ・ヌオヴァ)の近くのピッツェリアへ。
▲ 夕食は駅近くのピッツェリアで