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電車を乗り継ぎモンジュイックの丘へ

メトロ7号線でカタルーニャ広場に戻ります。

 ▲ 再びカタルーニャ広場

メトロ3号線に乗り継ぎ、パラル・レル駅へ。

▲ メトロ3号線でカタルーニャ広場からパラル・レルへ

地下駅の構内でつながった、ケーブルカーに乗り換えます。

▲ モンジュイックの丘に登るケーブルカー

ケーブルカーはトンネルを抜け、モンジュイックの丘へ。先頭部分は展望席。

▲ 先頭には展望席

アビングーダ・ティビダボから丘の上のバルク・モンジュイックまで、3つの乗り物を乗り継いでも75分以内なら10回券の1回分、わずか1€と少々で、バルセロナの乗り物は安くて便利。

▲ 丘の上のバルク・モンジュイック駅

その先、モンジュイック城に登るゴンドラは別料金。

▲ 城に登るゴンドラは別料金

 

モンジュイックの丘から旧市街

モンジュイックの丘から眺めるバルセロナ。北にはティビダボ遊園地。その下にブルートラムの路線があるはず。

▲ 頂上がティビダボ遊園地

北東には砲弾型の高層ビル、トーレ・アグバール。水道局のビルで、吹き上がる水をイメージしたのだとか。坐薬という説もあるけど。

▲ 砲弾型の高層ビル トーレ・アグバール

そこから少し左に目をやると、サグラダファミリア(聖家族教会)の建設工事現場。前回、18年前に比べるとずいぶん工事が進行したことがわかります。

▲ 建設工事中のサグラダファミリア

帰りは徒歩で、丘からこんな道を降りていくと、

▲ 丘からこんな通りを降りていく

途中にあるマンションのバルコニーに掲げられた、黄とオレンジの縞はカタルーニャの旗サニェーラ。

▲ マンションのベランダにカタルーニャの旗

これに青の三角に白い星が加わると、カタルーニャ州やカタルーニャ語圏のスペインからの分離独立を支持する旗、アスタラーダ。黄や水色にカタルーニャ語の sí(スペイン語のsi)の旗は、英語の yes なので、この訪問の2ヶ月前にスペイン政府の反対を押し切ってカタルーニャ州政府が実施した、カタルーニャ独立の是非を問う投票に賛成しようという意思表示が残っているのでしょう。

▲ 独立を表明するアスタラーダとの旗

近道をするために、治安が悪いと言われている旧市街のラバル地区を横切ることに。最初に現れるのは、煉瓦造りの古い教会。

▲ サンパウ・デル・カンプ教会

路地の建物に落書きは多いものの、昼間は特に危険な雰囲気は感じず、ランブラス通りを渡ってゴシック地区へ。

▲ 旧市街 ラバル地区

 

ゴシック地区からポルト・ベイ

旧市街ゴシック地区で、自治政府庁と市庁舎が向き合うサン・ジャウマ広場。ポールの上に白い動物の切り抜きが乗っているけど、天使もいるのでクリスマスの飾り付けでしょう。

▲ サン・ジャウマ広場 自治政府庁

市庁舎の横には、クリスマスツリーも残っています。

▲ クリスマスツリーも残っている

海岸の通りに出たところで、郵便局を背に立つ La Cara de Barcelona バルセロナヘッド。米国のアーティストが1992年のバルセロナオリンピックのためにつくった作品だとか。

▲ 郵便局を背に立つバルセロナヘッド

夕焼けに染まり始めた西の空には、ランブラス通りが海岸に出会う場所に19世紀後半に立てられた、コロンブスの記念塔のシルエット。

▲ コロンブスの記念塔

夜のサンパウ病院とサグラダファミリア

近くのバルセロネータ駅からメトロ4号線に乗り、キナルド・オスピタル・デ・サンパウ(サンパウ病院前)へ。

▲ メトロ4号線はボックスシート

地上に出ると、カタルーニャ音楽堂と同じく建築家リュイス・ドメネク・イ・ムンタネーが設計し、20世紀初頭に30年かけて建築された世界遺産のサンパウ病院のはずが、そこにあったのは21世紀の新しい病院の入り口。

世界遺産の建築群は、広い長方形の敷地の対角線の位置。病院を取り囲む壁に沿ってぐるっと回まわります。既に、サンパウ病院の見学時間は終了しているものの、ライトアップされた旧館の正面に、年末年始の土日祝日を中心に行われる、プロジェクションマッピング開始までの時間が投影され、カウントダウンが進んでいきます。

▲ プロジェクションマッピングの開始まであと16分10秒

プロジェクションマッピングは18時から22時半まで、30分毎に15分程のプログラムを上映するとのこと。待っている間にも、人がどんどん増えてきます。

▲ サンパウ病院のプロジェクションマッピング

病院の正面から延びる通りには、LEDの装飾が施され、

▲ サンパウ病院とサグラダ・ファミリアをつなぐ通り

振り向けば夜空に浮かぶ、何本もの聖堂の塔。

▲ 夜空に浮かび上がる聖堂

池を間にはさんで、東側の生誕のファザードが、

▲ サグラダ・ファミリア 生誕のファザード

西に回り込んで、受難のファザードがライトアップ。

▲ サグラダ・ファミリア 受難のファザード

 

夕食はバルで

受難のファザード前の通りの地下にある、サグラダ・ファミリア駅からメトロ5号線でディアゴナルへ。18年前は吊りかけモータの旧型車だったけど、すっかり新車に入れ替わり。

▲ メトロ5号線サグラダ・ファミリア駅

地上に出ると、世界遺産アントニ・ガウディーの作品群を代表するカサ・ミラがライトアップ。

▲ カサ・ミラ

カサ・ミラからバルセロナのメインストリート、グラシア通りをカタルーニャ広場方向へ、少し歩くとバスク料理の店。時刻は7時半過ぎて、スペイン人の夕食の時間にはまだ早いけど、既ににぎわっていて、何とかカウンター席を確保。

▲ バスク料理レストラン

ビールを頼んで、目の前に並ぶ一口料理ピンチョスや、小皿料理タパスを注文。日本語メニューもあり、少しずつでもいろいろ目移りして食べすぎ。あー、スペインの夜だ。

▲ タパスとピンチョスで満腹に

光に彩られたグラシア通りの斜め向かいには、世界遺産ガウディーのカサ・パトリョがライトアップ。

▲ ライトアップされたカサ・パトリョ

ここから地下鉄2駅の距離を、ぶらぶら歩いてホテルに戻ります。通りや建物にはクリスマスの装飾が残り、華やかな Merry Christmas & Happy New year のバルセロナの夜。長かった元旦の1日が終わります。

▲ 通りの上空を埋めるあかり

▲ カタルーニャ広場のデパート エル・コルテ・イングレス

▲ ランブラス通りの賑わい

 

次回はLCCでマヨルカ島に向かいます。