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再びパルマ旧市街

パルマ大聖堂周辺の、バルコニーや出窓が並ぶ石畳の狭い路地をブラブラ。旧市街に中心に戻ります。

 ▲ バルコニーや出窓 カテドラル近くの狭い路地

広場に面して建つ、歴史を感じさせるパルマ市庁舎。入り口の横で親子連れが写真を撮っているのは、楽器を持った巨大人形ジェガント。

▲ パルマ市庁舎

祭りの時に中に人が入ってねり歩くそうで、ズボンに前の四角い部分が覗き窓のよう。大男という意味だそうだけど、左の太鼓を持つのは女性かも。バルセロナの巨大人形の祭り、ヒガンテスが有名だけど、マヨルカから伝わったものでこちらがオリジナルだとか。

▲ 祭りで使う巨大人形

市庁舎周辺は旧市街の中心部、パルマで一番の繁華街。

▲ パルマの中心街

1階から2階部分までが、3連の大きなアーチになった建物をくぐり抜けると、

▲ 建物に開いた大きなアーチ

そこは、四方を建物に取り囲まれたマヨール広場。首都マドリードのマヨール広場ほど立派ではないけど、よく似た雰囲気です。

▲ マヨール広場

絵描きが店を出し、広場に並ぶ仮設の店舗では正月の4日でも、まだクリスマスマーケットが開催されています。頭上にはLEDがクモの巣のように張られていて、昨晩ここまで来てみればよかった。でも、もう今夜はバルセロナ。

▲ 絵描きやクリスマス用品の店

 


エアーヨーロッパでバルセロナへ

ホテルに戻って荷物をピックアップ。スペイン広場から1番のバスに乗り空港へ。スペインのLCC、エアヨーロッパの夕刻便でバルセロナに戻ります。

▲ エアヨーロッパのバルセロナ便

事前の座席指定は有料なのでしていなかったら、割り当てられたのは足元の広い非常口席の通路側でラッキー。座席には非常時にお手伝いの案内が置いてあり、出発前にCAがカタルーニャ語かスペイン語でそのことを説明に来た(のだと思われる)けど、わかったような顔をして“si”と返事しておきます。

▲ 足元の広い非常口席に当たった

 


カタルーニャ広場の噴水ショー

エアヨーロッパが着くのは、バルセロナ・エル・プラット空港の第1ターミナル。空港内無料循環バスで第2ターミナルに移動し、回数券で国電ロダリエスとメトロを乗り継ぐのは3回目。3日前と同じ、ランブラス通り近くのホテルにチェックイン。

▲ デパート最上階のフードコートへ

しばし休憩後、カタルーニャ広場で行われる双子の噴水ショーが終わらないうちに、広場に面したデパート、エル・コンテ・イングレス最上階のフードコートへ。

▲ イカ墨のパエリア

イカ墨のパエリアを注文し、窓際席から噴水ショーの鑑賞です。

▲ デパートから見下ろすカタルーニャ広場

フードコートのパエリアは作り置きだったけど、上から見下ろす噴水ショーは楽しめました。

▲ 噴水ショー

帰りにデパ地下の Sushi Spot で物色。日本の持ち帰り寿司より高い。

▲ 地下のSUSHI SPOT

ショーが終わった後も、広場の噴水はライトアップ。

▲ ショーが終わった噴水

▲ 噴水のライトアップ

広場からランブラス通りの歩道入り口には、テロ対策としてクルマの侵入を防ぐ頑丈なガードのポールが設置されています。

▲ ランブラス通りの歩道入り口に設置されたガード

 


朝のフランサ駅

スペイン5日目は、バルセロナから列車で地中海に沿って南西へ90km。途中でシッチェスとビラノバに立ち寄ってから、タラゴナに向かいます。港に近い、始発のフランサ駅から乗ることに。余裕をもって駅に着いたのが、まだ日の出前の朝8時過ぎ。

▲ 朝のフランサ駅

構内に、ガラスケースに入った駅の模型があります。1番線から12番線まで、カーブした長いホームの一部はドーム屋根で覆われた、頭端式のターミナル駅。今ではマドリード方面のAVEやパリ行きのTGVなどの標準軌の高速新線に加えて、多くの広軌の在来線が発着するサンツ駅がバルセロナの実質的な中央駅だけど、フランサ駅も在来線の始発駅としてタルゴなどの優等列車のターミナルとしての機能も残しています。

▲ フランサ駅の模型

シッチェスまでの切符を買って刻印。発車までの時間で、ホームに停車する列車をみていきます。快速列車の、切妻車体に転換式クロスシートの470型。

▲ 470型電車

1軸の連接式タルゴ客車を、両端のボンバルディアの電気機関車で挟む130型、別名タルゴ250。機関車、客車とも広軌と標準軌を直通できる、可変軌間の車両です。

▲ 可変軌間の130型

バルセロナからバレンシアを経てアリカンテ方面に直通する、在来線を200km/h以上で走行する高速列車ユーロメッド。2002年に乗ったときの車両は、TGVの広軌在来線版の101型だったけど、その後に登場した130型に交代したようです。

▲ ダンパを備えた車止め

セルカニアス塗装のロダリエスの隣に、252型電気機関車。正面の形状が多少異なるものの、シーメンスのユーロスプリンターのシリーズで、ここにいるのは広軌用。高速新線では、標準機用の同型がタルゴを牽引。

▲ 252型電気機関車

電気機関車が切り離したのは、1軸の連接構造で可変軌間の客車タルゴ。座席車と寝台車があるけど、これは座席車の編成。

▲ セビリア行きTLG697

行先は、アンダルシア地方の主要都市セビリア。可変軌間だけど、この697列車は標準軌の高速新線には入らず、広軌の在来線を昼間11時間半にわたって延々と走り続け、終着は夜になってから。距離は延びても、高速新線経由のAVEなら半分の時間。

▲ タルゴの1軸連接台車

乗車するのは、こちらのR2S系統のロダリエス。窓ガラスまで落書きされている車両は避けて前方へ。

▲ ロダリエスに乗車

5車体連接の465型電車2本併結。連結面は、カバーが上がって連結器が出てくる構造。

▲ ロダリエスの連結面

中間車の1両の片側の扉付近だけ低床で、車椅子スペースと大型トイレ。

▲ ロダリエスの低床部分

日の出時刻を過ぎ、駅舎のドームが赤く染まり始めた頃にフランサ駅を発車。すぐに、バルセロナ中心部を横断する地下のトンネルへ。

ドーム屋根のフランサ駅を発車

パセジ・ダ・グラシア、高速新線乗り換えのサンツと停まって再び地上へ。空港に向かう線が分岐してからしばらく行くと地中海が見え、海から昇った朝日を浴びる黄金海岸、コスタ・ドラーダの岸へ。海岸まで山が迫っていて、いくつもの短いトンネルをくぐります。

▲ コスタ・ドラーダの海岸線

この路線は、地中海に沿ってバレンシアからアリカンテ方面に向かう幹線のバルセロナ近郊区間で、中長距離列車に加えてビラノバまでは1時間に4本のロダリエスが運行されています。フランサ駅から1時間弱で、バルセロナ近郊のリゾート地、シッチェスに到着。

▲ シッチェスを発車して行くロダリエス

 

▲ シッチェス駅


リゾート地シッチェス

街の山側に位置する駅前から、風情のある旧市街の街並みを下って海岸へ。

▲ 駅から旧市街を海に向かう

夏はビーチパラソルが咲き乱れるであろう砂浜だけど、オフシーズンの朝に人影はなし。

▲ 海に突き出たところに美術館

海岸に建つカウフェラット美術館とマリセラット美術館。まだ開館時間にならないけど、海に面した建物の外観だけでも楽しい。この美術館の中は、Google Map のストリートビューで歩き回って見学が可能。

▲ マリセル美術館(右)とカウフェラット美術館(左)

美術館の裏側には、バルコニーにカタルーニャの州旗を掲げたシッチェス市庁舎。

▲ シッチェス市庁舎

市庁舎の海側に建つのは、サン・バルトメ・サンタ・テクラ教会。

▲ 市庁舎前から見たサン・バルトメ・サンタ・テクラ教会

教会横の庭に飾られているのは、クリスマス時期限定のキリスト降誕場面のミニチュア。

▲ キリスト降誕場面

教会の内部はシンプルそのもの。

▲ サン・バルトメ・サンタ・テクラ教会教会の内部

教会前のテラスから望む、ヨットハーバー。その先の弓なりの砂浜はリベラ海岸。

▲ 教会前から望むリベラ海岸

リベラ海岸から振り返る、サン・バルトメ・サンタ・テクラ教会。

▲ 海岸の先の高台に教会

海岸に沿って、ホテルやカフェ、レストランが建ち並ぶリベラ通り。

▲ シッチェスの海岸

南仏ニースの海岸通り、プロムナード・デ・アングレをコンパクトにしたような雰囲気だけど、それにしても朝は人がいない。

海岸沿いのリベラ通り