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スペイン4日目は、夕刻の便でバルセロナに戻ります。ホテルのチェックアウトは正午まで。午前中は、スペイン広場から3番のバスで、パルマ市街地からの西の丘の上に建つベルベル城へ。
▲ 3番のバス
降りたバス停から、民家の脇道の坂を登っていくとこんな門。
▲ 門があった
門をくぐった先からは階段が始まり、朝からなかなか良い運動に。登りつめたところからは、ヨットの帆柱が林立し、クルーザーが停泊するするパルマ港の向こうに大聖堂、カテドラルのパノラマ。
▲ 港の向こうにカテドラル
横に目をやれば、フェリーターミナル。パルマとバルセロナやバレンシア、イビサ島などをむすぶ大型フェリーが停泊中。
▲ フェリーターミナル
ベルベルとは、見晴らしが良いという意味だそうで、確かにここはベルベルです。
▲ ベルベル城
マヨルカ王の夏の離宮として、14世紀に建てられた珍しいドーナツ型の円形城。隣接する円塔はベルベルの塔。今は街を見下ろす観光地だけど、18〜20世紀には軍用刑務所だったのだとか。
▲ 円形の城とベルベルの塔
オリバー市場
山から下りて、もとのバス停から3番のバスで旧市街へ。
▲ 3番のバス
スペイン広場近くのオリバー市場。
▲ オリバー市場
1階は生鮮食品の市場。肉、魚、野菜、果物など何でもそろい、生ハムやチーズ、オリーブなどスペインならではの店も。ドングリだけを食べて育った、イベリコ豚のハモンベジョータもあるけど、買って帰っても日本には持ち込めません。
▲ 生ハムがいっぱい
▲ 新鮮な魚介類
▲ 鮮やかな野菜や果物
▲ 肉屋のショーケース
お総菜屋さんの一角にはイートインコーナーも。
▲ イートインコーナーのある惣菜屋
市場の2階にスーパーマーケットがあったので、クスクスとサラダにビールを買って帰り、ホテルに戻って部屋の窓からスペイン広場や駅跡の公園を見下ろしながら早めの昼食に。
▲ スペイン広場を見下ろすホテルの部屋で昼食
ソーイェル鉄道のパルマ駅
ホテルをチェックアウトしてフロントに荷物を預け、近くにあるソーイェル鉄道の駅に行ってみると、カタルーニャ、スペイン、英、仏、独の5つの言語で運休を知らせる張り紙はあるけど、扉が開いているので未練がましく中に入ってみることに。
▲ ソーイェル鉄道の駅の扉は開いていた
ホームに面した駅舎内のカフェと売店は営業中だけど、開店休業状態。
▲ 構内のカフェと売店は営業中
出札窓口や待合室は、ペンキの塗り直し中。
▲ 切符売り場や待合室は塗装工事中
駅を発車してソーイエルに向かう線路は、すぐに道路に出て併用軌道になるけど、構内との境界にある扉は閉まっています。
▲ ソーイェルに向かう線路の扉は閉じている
通常は1編成6両の木造客車を、2両ずつに3分割して留置中。一部は屋根の下に入っているけど、外に出ている台車の部分をビニールシートで覆っているのは汚れや腐食防止のため?
▲ 客車が留置
客車の連結面のデッキ間は通行可能なようで、踏み板に描かれた駐停車禁止のマークは、ここで立ち止まらないようにという意味らしい。両側には伸縮する横棒が上下に2本ずつあるだけで、揺れる走行中に渡るのは勇気が要りますね。特に小さな子供は危ないのでは。日本では考えられないけど、自己責任の世界なのでしょう。
▲ 客車の連結面
駅舎の一角にはカタルーニャの画家、ジョアン・ミロの作品を集めたミニ美術館。閉館中だけど、窓から覗いてみました。
▲ 駅舎内のミロの美術館
空港に向かうまでの残りの時間でパルマ市内観光。旧市街のカルチャーセンター前の広場では古本市。
▲ 古本市が店開き
ジョアン・カルロス1世広場から西に延びるジャウメ3世通りは、デパートや高級ブランドの店舗が並ぶパルマのファッションストリート。
▲ ファッションストリートのジャウメ3世通り
同じく、ジョアン・カルロス1世広場から南に向かうボルン通りは、バルセロナのランブラス通りのような中央に広い歩道、両サイドに車道を配置した構成。
▲ ボルン通りの歩道
その先、海岸通りの手前にあるアルムダイナ宮殿に隣接する庭園にある噴水。夏だったら涼しげな木陰になるのでしょう。グラナダにあるアルハンブラ宮殿の離宮、ヘネラリフェ宮殿の噴水を思い出しました。
▲ 庭園の噴水
パルマ港まできました。地中海の手前にあるのは人工の塩水湖。
▲ 塩水湖の噴水
振り返って下から見上げるのは、アルムダイナ宮殿。この島がイスラム教徒の支配下にあった10世紀頃の要塞を、キリスト教徒が奪還後の14世紀から15世紀にマヨルカ王家の宮殿として改築。今はスペイン国王の夏のバカンスの公邸になっているのだとか。
▲ 下から見上げるアルムダイナ宮殿
塩水湖の向こう側に回ると、宮殿の全体像が見渡せます。
▲ 海側から見たアルムダイナ宮殿
宮殿の隣に建つのは、空に向かって何本もの尖塔が天に伸びるパルマ大聖堂、カテドラル。イスラム教徒からこの島を奪還した13世紀のはじめに建設が始まり、400年かけて完成した、小さな島には似合わない121m×55m、高さ44mの壮大なゴシック様式の建物。地中海貿易の中継地点として栄えた時代を象徴しています。
▲ 海側から見た大聖堂の側面
坂を登って正面にまわってみると、可憐な装飾に大きなバラ窓。
▲ 大聖堂の正面
その下の正面扉周辺は、19世紀半ばの大地震後の修復だとか。
▲ 正面扉
側面の入口から聖堂内に入ると、最初に目につくのはガラスケースに入った宝物。他にもいくつかあります。
▲ 大聖堂の宝物
この大聖堂の魅力は鮮やかなバラ窓とステンドグラス。オートで撮ると白飛びして色が出ないので、露出を変えてみるけどなかなか難しい。
▲ 後方の扉とその上のバラ窓
▲ 正面の祭壇とバラ窓
▲ 近づいてみます
20世紀のはじめに行われた大聖堂の改修時に、ガウディーが手がけたという天蓋。これをモデルに、バルセロナのサグラダファミリアの主祭壇の天蓋が製作されたのだとか。
▲ ガウディーの天蓋
内部には何ヶ所もの礼拝堂があり、その一部を写真にて。
▲ 礼拝堂
▲ 礼拝堂の祭壇画
▲ 礼拝堂
▲ 礼拝堂のキリスト誕生のシーン
回廊のある中庭に出ることもできます。