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スキアヴォーニ海岸とカステッロ地区

ヴェネツィア本島の中心サン・マルコ広場は後回しにして、その隣のスキアヴォーニ海岸とカスッテロ地区を散策です。ゴンドラや島に渡る水上バス乗り場の近くにヴィットーリオ・エマヌエーレ二世像。19世紀にイタリア統一を成し遂げた初代国王です。

▲ ヴィットーリオ・エマヌエーレ二世像

運河の向こうの鐘楼が傾いて見えます。ヴェネツィア本島は潟に杭を打ち、その上に建物が乗っているので、沈下で傾くのでしょう。表に回ってみると、16世紀に建てられた聖ジョルジオ・デイ・グレーチ大聖堂とその鐘楼です。

▲ 運河の向こうにヴェネツィアの斜塔?

▲ 聖ジョルジオ・デイ・グレーチ大聖堂

ここまで入ってくる観光客は少なく、小さな教会や地元のレストランの上の階にはためく洗濯物など、カスッテロ地区はヴェネツィアに暮らす庶民の生活が垣間見えるところです。

▲ レストランの上の階に洗濯物

▲ サン・ジョヴァンニ教会

▲ サン・ジョヴァンニ教会の祭壇

▲ 路地に渡したロープに洗濯物

▲ ここにもゴンドラがやってくる

 

再びサン・マルコ広場

一回りして、ドゥカーレ宮殿の裏手に戻ってきました。16世紀に架けられた、宮殿と運河を隔てた牢獄を結ぶ、白い大理石の溜息の橋。橋からの眺めは、囚人が投獄される前に見るヴェネツィアの最後の景色だったとか。その下の運河をゴンドラが行きかいます。

▲ ドゥカーレ宮殿と牢獄を結ぶ溜息の橋

▲ 狭い運河をゴンドラが行く

▲ 海側から見た溜息の橋

昨晩も来たサン・マルコ広場。ゴールデンウイークはまだオフシーズンとはいえ、サンマルコ寺院と時計台と鐘楼の間から、聖テオドロスと有翼の獅子像が立つサン・マルコ小広場を埋める人の波。寺院の入り口と、鐘楼の登り口から続く2本の長い行列。

▲ ドゥカーレ宮殿

▲ 高さ96.8mの鐘楼

▲ 時計塔

▲ マルチャーナ図書館 聖テオドロスと有翼の獅子像

▲ 有翼の獅子にズームアップ

 

サン・マルコ寺院

サン・マルコ寺院には15年前の訪問時に入り、鐘楼にも上ったけど、当時はこんな長い行列は無かったような。今や、世界中の有名観光地はどこもこんな混雑状況です。2階のバルコニーに上がっている人が 見えるので、サン・マルコ寺院の列に並んでみることに。

▲ サン・マルコ寺院

9世紀にヴェネツィアの商人がエジプトのアレキサンドリアから運んできた、聖マルコの遺体を祀るためにビザンチン様式で建てられたサン・マルコ寺院。何度か改修されていて、金色のモザイクで聖マルコの遺体搬送を描いたの正面に並ぶ5つのアーチのうち、一番左は13世紀の古いものだとか。

▲ サンマルコ寺院の一番左の13世紀のモザイク

▲ 左から2番目のモザイク

▲ 中央のモザイク

▲ 右から2番目のモザイク

▲ 一番右のモザイク

正面の上部には、聖マルコとそのシンボルの有翼の獅子。ここが、今までクロアチアやスロベニアも含め各地のミニヴェネツィアの街で見てきたライオンの本家本元。その下には13世紀に十字軍がコンスタンティノープルから持ち帰った4頭のブロンズの馬像。紀元前の作といわれ、これはレプリカで本物は寺院の中で保存。でも色が違うのだけど。

▲ 聖マルコと有翼の獅子に4頭のブロンズの馬像

▲ 上部にもモザイク バルコニーには観光客の姿

寺院の中は、壁や天井のドームなど金色のモザイクで、ビザンチン様式なのでイスタンブールのアヤソフィアとよく似た雰囲気。内部は撮影禁止なので、こちらの寺院の公式ホームページでご覧ください。博物館のブロンズの馬像の本物写真もあります。トップページ右の“GALLERY”をクリック。

寺院の2階から、サン・マルコ広場に面したバルコニーに出ると、鐘楼ほどではないにしても、ここからの眺めもなかなかのもの。

▲ サンマルコ寺院のバルコニーから見たサン・マルコ広場

▲ サン・マルコ小広場とアドリア海

▲ 寺院のバルコニー 4頭の馬像のレプリカと鐘楼

隣に建つ時計塔の屋上で、ブロンズ製のムーア人がハンマーのようなもので打つと鐘が鳴り渡ります。すぐ近くでみると、時計塔も不等沈下なのか歪んでいますね。

▲ バルコニーから見た時計塔 よく見ると歪んでいる