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ピクトンからセントラルへ

NSW鉄道博物館近くの停留所から、今朝の運転士のバスに乗ってピクトン駅へ到着。

▲ ピクトン駅に到着したバス

列車の音が聞こえたのでホームに出てみたら、反対方向のモス・ヴェール行きのディーゼルカーが入線。

▲ モス・ヴェール行

今朝下車した隣駅のタフムアと違って、ピクトン駅は歴史がありそう。待合室もいい雰囲気。

▲ ピクトン駅の待合室

次の列車の発車時刻と途中停車駅の案内は、駅員が手動で操作する昔ながらのアナログ式。もうすぐキャンベルタウン行きが到着予定。モス・ヴェール行きは今発車したばかりで、次の列車は2時間後。

列車の時刻と停車駅の案内

キャンベルタウン行きのディーゼルカーがやってきた。

キャンベルタウン行き

定刻にピクトン駅に入線。これから2時間かけて、シドニーまで戻ります。

ピクトンに到着

T8系統のシドニートレインズに乗り換え駅のキャンベルタウン。先にマッカーサー行きが発車して、

▲ キャンベルタウンでマッカーサー行き

次いでセントラル方面が入線。行き先表示のシティーサークルは、セントラルから先、サーキュラーキーを通って都心を一周する環状線で、駅名ではありません。

▲ シティーサークル方面が入線

二階席の車窓から、ニューサウスウェールズ・エクスプローラーとの出会い。

▲ ニューサウスウェールズ・エクスプローラー

 

セントラル駅のシドニートレインズ

夕刻にセントラルまで戻ってきました。シドニーから、NSW鉄道博物館訪問は1日がかり。

▲ セントラル駅

セントラル駅は、T1からT8系統まであるシドニートレインズのうち5系統が集まる駅。高架と地下の5面10線のホームを使って、行先方面別に列車が発着。系統によって使用する車種が1〜2種類に限定しているようです。

架線柱に隠れてしまったけど、フラットな正面でタンガラの愛称のあるT型は、1980年代後半から90年代半ばに登場した、国際コンペで車体のデザインを公募したチョッパ制御の電車。ゴニナン製の車体に、日本の電機品を装備。26年前のシドニー訪問時にはこのT型が最新型で、その斬新なデザインに驚いた記憶があります。

シドニートレインズT型

T型の後継車種は黒い顔で、2000年代前半に登場したVVVFインバータ制御、ミレニアムの愛称のM型。EDIレイル製の車体にフランスの電機品。このM型をベースに中距離仕様とした、NSWトレインリンクのH型の電機品は、日本に戻っています。

シドニートレインズM型

シドニートレインズM型

 

中華街のマーケットシティー

セントラル駅から近いチャイナタウンのランドマーク、ショッピングセンターのマーケットシティー。1階は、露店のような雰囲気のあるアジアンマーケット。

マーケットシティー

エスカレーターで2階に上がると、アジアンメニューのフードコート。"替え玉"という名の日本のラーメン屋もあるが、

▲ オール板バネのボギー台車

"金塔"の中華麺をチョイス。なかなか繁盛しています。

▲ Golden Tower の中華麺

マーケットシティー近くの通りでは、トラムの路線を新設する工事中。

▲ トラム路線の新設工事中

工事は既設のトラム路線との平面交差を経て、セントラル駅の地平の正面へ続いています。平面交差の設置工事でトラムが部分運休し、代行バスを運行していたんだ。

▲ セントラル駅

 

夜のサーキュラーキー、ロックスとハーバーブリッジ

セントラル駅から、シティーサークルのシドニートレインズに乗ってサーキュラーキーで下車。

▲ ライトアップされたオペレハウス

サーキュラーキーの埠頭の背後には高層ビルの明かり。

▲ フェリーふ頭

サーキュラーキーから先、バーバーブリッジの付け根付近は、18世紀末に最初の入植がはじまったシドニー発祥の地。

▲ 入植当時の建物が残るロックス

入植当時の面影を残す低層の建物や倉庫が残り、レストランや店舗として活用されています。

▲ 夜も賑わうロックス

ちょうどこの時、スペインの芸術家ダリの展示会が行われていました。常設展ではないらしい。

▲ ダリ展の案内

ハーバーブリッジに上がり、歩道から見たオペラハウス、サーキュラーキーとロックス。

▲ 橋の歩道から

ハーバーブリッジは鉄道と道路の併用橋。両側には歩道、中央に8車線の車道、片側に寄せてシドニートレインズの複線の線路があり、1932年の開通時には路面電車が渡っていたらしい。

▲ 車道の向こうにシドニートレインズ

歩道の上に建つ2本の塔は、ハーバーブリッジを支える支柱(パイロン)。上は展望台になっているとのこと。

▲ ハーバーブリッジのパイロン

パイロンをくぐると長さ約500mのアーチ橋の部分。海の上に出ます。時刻は21時。真夏の土曜日だけど、橋の上は人通りはほとんどなし。でも、警備員が定期的に巡回しているので治安の問題はないでしょう。

▲ ハーバーブリッジのアーチ橋の部分

橋の下を船が航行できるよう、中央部分は海面上52m。ここから眺めるシドニーの夜。

▲ ハーバーブリッジの中央からの眺め

▲ オペラハウスにズームアップ

対岸のノースシドニーはもう目の前だけど、橋の真ん中まで来て折り返すことに。

▲ オペラハウスにすーむアップ

フェリーふ頭まで戻ってきました。橋の下に対岸の賑やかな明かりが。

▲ フェリーふ頭から見たハーバーブリッジ

ズームアップすると遊園地、ルナパーク。

▲ ルナパーク

フェリーふ頭から、シドニートレインズの高架のサーキュラーキー駅をくぐった内側で、トラムの線路の工事中。ここが始発で、市の中心部のタウンホールやセントラル駅を経て、南部に延びる新しい路線を建設中。2本の線路の真ん中に、何やら電気の接点のようなものが。

▲ 新設工事中のトラムの路線

ポイントの部分では複雑なことになっています。

▲ 分岐の部分

始発の停留所部分はまだ工事中。このトラム、ライトレールのCBDサウスイースト線は、約1年後の2019年12月下旬に開通。大半の区間はパンタグラフによる架線集電だが、都心部は景観に配慮してか架線レスとして、線路の間の給電用レールから電気を取る地表集電方式を採用。車両はアルストームのシタデス。架線集電のみのCAFウルボス3で運行する既存のトラムとは、互換性のない方式を採用。

▲ 工事中のサーキュラーキーの停留所

シドニートレインズのサーキュラーキー駅。ここからセントラルへは、シティーサークルの内回りでも外回りでも行けるが、内回りで来たので帰りも内回りで。

▲ サーキュラーキー駅

内回りのM型が入線してきた。

▲ シドニートレインM型が入線