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シドニートレインズでタウンホールへ

トラム博物館の見学を終え、ロフタスからT4系統のシドニートレインズで都心方面に戻ります。

▲ ロフタス駅のT4系統タンガラ

セントラルから地下路線になり、次の駅タウンホールで下車。地上に出ると、ここはシティーの中心地。

▲ 市役所

市街地のランドマーク、高さ55mの時計塔のある市役所、タウンホールは19世紀後半のオーストラリアを代表する建築物。

▲ 電車通りに面したタウンホールの正面

タウンホールの隣には、ゴシック様式のセント・アンドリュース大聖堂

セント・アンドリュース大聖堂

オーストラリアの大聖堂では最も古いといわれ、19世紀前半に建設開始。現在の姿となったのは1868年。ジョージストリートに面した入口から堂内へ。

ジョージストリートに面した入り口

内部は壮麗なステンドグラス。

入り口

入り口の上のステンドグラス

▲ 大聖堂のステンドグラス

▲ 祭壇と背後のステンドグラス

カラフルなパイプオルガンも美しい。

▲ カラフルなパイプオルガン

大聖堂やタウンホール前のジョージストリートでは、建設中のトラムの線路がほぼできあがり、開通前の通りにはクルマが進入できないようにブロックが置かれて歩行者天国に。

▲ 市役所前のジョージストリート

この区間も架線レスになるのか、2本のレールの真ん中には給電用の接点のようなものが。

▲ トラムの路線ができている

交差点の向こうに建つのはQVB、クイーンヴィクトリアビルディング。19世紀末に建てられた、オーストラリアの有名店がそろう、ヴィクトリア様式の建物。

▲ クイーン・ビクトリアビルディング

内部は豪華な吹き抜け構造。

内部は吹き抜け構造

 

シドニートレインズでハーバーブリッジを渡る

日曜日のオパールカードは、どれだけ乗っても1日の上限が2.8AU$。ロフタスを往復したので、既に一日乗車券相当に。

ハーバーブリッジを渡るシドニートレインズ

タウンホール駅からT1系統のシドニートレインズに乗れば、地上に出てバーバーブリッジを渡り始めます。左手の車窓には、対岸のノースシドニーの街。

向こうはノースシドニー

渡り終える直前に上から見下ろす、橋のたもとの遊園地ルナパーク。

▲ 橋のたもとのルナパーク

線路は大きくカーブして、振り返る車窓に今渡ってきたハーバーブリッジの姿。

▲ 振り返った車窓からハーバーブリッジ

2つ目の停車駅、ノースシドニーで下車。そのままセントラルに折り返します。シドニートレインズの二階席は、なかなかの眺望。

▲ 二階の車窓のシドニー湾

帰りは左側にオペラハウスがあるけど、8車線の車道と歩道を隔てた向こう側なので、二階の車窓からでも見えるのは上半分だけ。

▲ 二階の車窓からオペラハウス

シティーの地下を抜け、セントラルに戻ってきました。

▲ セントラル駅に戻ってきた

 

シドニーライトレールに試乗

今度は既存のトラム、シドニーライトレールのダルウィッチ・ヒル線に乗りに行くことに。

▲ トランスデブが運行する市内バス

セントラル駅からの代行バスは、トラムの暫定的な折り返しのコンベンションを経て、ジョン・ストリート・スクエアまで運行。ここでトラムに乗り換えることに。ホームがあるのはビルの地下。

▲ 地下駅のトラム

トンネルの向こうから、ダルウィッチ・ヒル行きが入線。

▲ ダッチウィッチ・ヒル行きのトラム

この先の専用軌道は、貨物線を転用したらしい。

▲ 高架線を行く

車両はスペインCAF社製、5車体連節の全低床車ウルボス。2021年の秋に設計不良による台車の亀裂が稼働中12編成の全から見つかり、修理が完了するまで1年半運休して全線バス代行とはお粗末。ウルボスは世界各国に輸出されていて、果たして他の国まで波及するのか注目が集まっているとか。

▲ 全低床トラムの車内

適当なところで折り返そうと、ジュビリー・パークで下車。

▲ 折り返しのトラムがやってきた

代行バスと接続する、コンベンションまで戻ります。

▲ コンベンションで下車

土産を買いに、今日も中華街のマーケットシティーへ。

▲ マーケットシティー

ここは香港の露店の雰囲気。衣料品や雑貨から、

▲ アジアの雰囲気の売店

食料品まで何でもそろう。

▲ 食料品のコーナーも

2階のフードコートで、焼きそばを注文。

▲ 二階のフードコートの中華

中華街から近いワインの専門店で、土産にどれがいいのか尋ねたら、強く勧められたのはニュージーランド産。それほど言うならと、オーストラリアからニュージーランドワインをトランクに入れて帰ることに。

▲ 漢字が並ぶ中華街

 

北京乗り継ぎで帰国へ

セントラルからシドニートレインのT4系統で空港に向かいます。空港線はAU$15近い付加運賃が上乗せされているらしく、日曜日の1日AU$2.8の上限も適用外でぼったくり。やむなく、オパールカードに追加チャージ。

エアチャイナの北京便は、最終日も1日が有効に使える現地夜発で、翌朝に北京着。往路の上海乗り継ぎとは違って、北京からでの乗り継ぎは接続も良く、昼頃にはもう羽田。年末年始のこの時期に真夏のオーストラリアへ、成田→メルボルン、シドニー→羽田 の航空運賃が、全部込みで8万円と少々に感謝。

▲ 北京で乗り継ぎ帰国へ


旅のヒント

2019年のメルボルンとシドニー訪問は、1993年以来の26年ぶり(オーストラリアは1997年以来22年ぶり)で、今回は気楽な一人旅。2度目なので前回に見た、カンガルーもコアラもペンギンパレードも、羊の毛刈りもない、トラムと蒸機だけの現地滞在正味6日間にしました。

訪れた鉄道関連の博物館はベンディゴトラム博物館、シドニーンのパワーハウスミュージアム、NSW鉄道博物館の3個所、保存鉄道はヴィクトリアンゴールドフィールズ鉄道、ベンディゴトラム、パッフィンビリー鉄道の3個所でしたが、ヴィクトリアンゴールドフィールズ鉄道のヴィンテージトレインにはスケジュール的に乗車できませんでした。

この他の訪問先の候補としてメルボルンのトラム博物館、バララットトラム博物館、ニューポート鉄道博物館を検討したのですが、開館日が限定されている等でスケジュールが合いませんでした。また、ジグザグ鉄道はは山火事による被災から運休が続いており、メルボルンのトラムカーレストランも車両の不適合による運休は残念でした。いずれも、リンク先を下記に示しておきます。

メルボルンやシドニーの市内と周辺地域の交通機関に乗車するには、ICカードが必須です。前者はマイキー、後者はオパールカード。互換性は無く、上下車時にタッチする使い方は同じでも、カード本体の代金の有無やルールは全く異なります。メルボルンにはマイキーを使わずにトラム乗れる無料区間があります。また、メルボルンは市内のゾーン1とゾーン2に限定で、シドニーでは全区間(空港を除く)で1日の上限があり、その金額を超えると課金されません。特にシドニーのオパールカードの日曜日はAU$2.8と、遠くに出かけるには極めてお得です。ルールや金額は改定されることがあるので、下記の公式ホームページへのリンクから確認してください。

2019年1月旅
2021年12月記


お役に立つリンク集

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