HOME page1 p2 p3 p4 p5 p6 p7 p8 p9 p10 p11 p12 p13 p14 p15 p16 page17
フリンダースストリート駅に出入りするメトロの車両をご紹介しましよう。正面2枚窓で3扉のステンレス車は、地元のコメンジが1980年代に製造した3両編成で、2本併結の6連で運用。前回、26年前の訪問時の写真では、これとよく似たHITACHIの名前があるコメンジ製(設計が日立製作所らしい)、平らな正面2枚窓の3扉車に乗車しているけど、既に廃車になったのか見かけませんでした。
▲ コメンジ製のメトロ
3本並ぶうちの真ん中の正面1枚窓の3扉車は、この日ベルグレーヴを往復したアルストームのX'Trapolis100。2002年から2019年まで増備が続く新型の主力車両。その両側の正面2枚窓は、上と同じ1980年代のコメンジ製。方向幕の位置や顔つきが異なるのは、更新改修工事を受注した会社の違いによるものと思われます。
▲ コメンジ製とアルストーム製
▲ コメンジ製のメトロ
コメンジ製の車内は4人と6人のボックスシート。車いすスペースのロングシートは跳ね上げ式になっていて、30〜40年経過した車両にしては綺麗なのは、最近改修されたのかもしれません。
▲ コメンジ製メトロの車内
正面1枚窓の2扉車はシーメンスのNexas。2000年代前半の導入で、あまり見かけなかったので少数派と思われます。
▲ シーメンス製のメトロ
ヤラ川に沿ったフリンダースストリート駅で下車して川の向う側、南側は川沿いに遊歩道が設けられた、サウスバンクプロムナード。
▲ 駅側から見たサウスバンクプロムナード
一昨日も夕刻に訪れたけど、今日も駅からこんな歩行者専用橋、エヴァンウオーカーブリッジを渡って行ってみることに。
▲ ヤラ川に架かるエヴァンウオーカーブリッジ
渡り終わって、エヴァンウオーカーブリッジの向こうに望む、横に長いフリンダースストリート駅の駅舎とシンボルの時計塔。
▲ エヴァンウオーカーブリッジとフリンダースストリート駅の時計塔
川の向こう岸近く、駅の手前側には水上カフェが浮かび、その前を航行するのは、ヤラ川を下るリバークルーズの遊覧船。
▲ ヤラ川を行くクルーズ船
一昨日も見たけど、これは何なモニュメントなのか、画像検索で調べてみたけど名前もわからず。近くに寄ってよく見ると、モザイクでできている。
▲ モザイクでできている
この日のお昼は、メルボルンのコンビニで買った食料を持参し、帰りのメトロの車内で済ませたけど、小腹が空いてきたのでフードコートへ。
▲ フードコート
いろいろあるけど、オーストラリアに移民の多いベトナムの、
▲ ベトナム料理のコーナー
フォーにしてみました。これは、フォーボー。
▲ フォーで一息
ゆったりと流れるヤラ川に沿って、
▲ 川沿いを散策
トラムが渡るプリンセス橋へ。
▲ プリンセス橋
橋の上から上流側を見ると、野球場のような丸い大きな施設はクリケットグラウンドとは、さすがはイギリス連邦国。この右奥の川の対岸には、1956年に開催したメルボルンオリンピックの施設があるらしい。
▲ クリケットグラウンド
プリンセス橋を行き交うトラム。後方の丸いメリークリスマスは、ヴィクトリアアートセンター。
▲ ヴィクトリアアートセンターとD2型トラム
年季の入ったZ3型トラムも、まだまだ活躍中。後方のドームはフリンダースストリート駅。
▲ Z3型トラム
そういえば、一昨日はトラムの軌道と車道を隔てていたブロックがなくなっている。
▲ D1型とB型トラム
フリンダースストリート駅前からトラムで、無料区間内にあるヴィクトリア州立図書館へ。オーストラリア最古の図書館で、19世紀半ばの歴史的な建造物。
▲ ヴィクトリア州立図書館
吹き抜けの高い天井から自然光を取り込む閲覧室は、ほぼ満席。
▲ 吹き抜けの閲覧室
楕円のテーブルがあるのも、ちょっと珍しい。
▲ 先頭に蒸気機関車を連結
汽車の本も飾られていた。表紙の蒸気機関車3830号機には、2日後にニューサウスウェールズ鉄道博物館で出会うことに。
▲ こんな汽車の本も
何故か一昨日には入れなかった、セントパトリックス大聖堂を再度訪問してみることに。図書館から大聖堂に向かうトラムは、旧型のW型で運行する35系統のシティーサークルだけで、逆方向も含め全然来ないので歩いていくことに。
▲ セントパトリックス大聖堂
ヴィクトリア州のローマカトリックの総本山。全長103m、幅56m、高さ105mでオーストラリア最大規模の教会の一つ。幸いこの日は開いていました。クリスマスの飾り付けが残る堂内の、天井は木造のよう。
▲ セントパトリックス大聖堂
▲ 祭壇
ステンドグラスが鮮やか。
▲ 祭壇と背後のステンドグラス
▲ 祭壇のステンドグラス
▲ ステンドグラス
巨大なパイプオルガンも。
▲ パイプオルガン
クリスマスに飾られる馬小屋のキリスト降誕場面は、年が明けてもまだそのままに。
▲ キリストの降誕場面
トラムでホテルに戻ります。
▲ トラムでホテルへ
この日はこれから夜行列車でシドニーへ移動。フロントに預けていた荷物をピックアップして、トラムでサザンクロス駅へ。
▲ サザンクロス駅方面のトラムが来た
メルボルンからシドニーは800km余り。常識的には1時間半で便数も多い飛行機。LCCを早めに手配すれば4,000円を切るも、年末年始は1万円を超えることも。次に安いのは、グレイハウンドの長距離バス。鉄道に乗る人は物好きかもしれません。両都市の間には、昼間と夜行の1日2本の直通列車が運行されているが、沿線の車窓はどこまでも同じような風景が続き、つまらないとのことで夜行を選択。年始は南半球で一番日が長い時期。メルボルン発車から日没までと、日の出からシドニー到着まで、それに前日のベンディゴ往復で眺めた車窓で十分満足。
▲ 大屋根に覆われたザンクロス駅
メルボルン−シドニー間に直通列車、XPTを運行するのは、V/Lineとは別のシドニーの会社。事前にネットで予約したOvernight XPT Train 622 のe-チケットをもって、サザンクロス駅の片隅にあるニューサウスウエールズ(NSW)トレインリンクの小さな窓口でチェックイン。
▲ NSWトレインリンクの窓口
すぐ隣には、ラゲッジホールがあって、飛行機に搭乗するときのように大きな荷物はここで預けます。
▲ 荷物を預ける