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バート・シャンダウからからリヒテンハイネル滝まで、キルニッツ渓谷鉄道の小さな電車の様子を動画でご覧ください。
▲ キルニッツ渓谷鉄道でバート・シャンダウからリヒテンハイネル滝へ
終点の停留所名になっている滝は、線路から道路をはさんだ向かい側。わずかな水量の小さな滝が落ちています。ここまで水を引いてきた、人工の滝らしい。
▲ これがリヒテンハイネル滝
停留所の先、線路の行き止まりに塗色の異なる1両の付随車、199号が留置中。この車両も片側扉。未更新なのか、テールライト兼方向指示器の形状が異なり、稼働しているようには見えず。
▲ 付随車が留置
屋根上の系統番号はLの表示があり、側面の戸袋部分に方向幕。ドアのある川側は一部の窓が塞がれ、車体に落書きが。窓下にあるドイツ語の Fahrschule を翻訳すると自動車教習所?。付随車では、運転士の訓練の教習車に使えないと思われ、意味や用途がよくわかりません。
▲ 窓がふさがれ落書きも
そうこうするうちに、先ほど下っていった6号の編成と信号所で交換した、2号の牽く編成が上ってきた。
▲ 次の電車が登ってきた
停留所に着くと、大勢のハイカーが下車。
▲ 大勢のハイカーが下車
2号はすぐに切り離され、機回りをして、
▲ 先頭車を切り離して機回り
バート・シャンダウ側の先頭に連結。2号は両側に乗降扉があり、側窓も他車が上辺が内側に倒れるように開く構造に対して、3枚のうち両端の窓は上辺の中央部をヒンジにして、左右が外側に開く構造。この鉄道のゴータカーは、全車東ドイツの他都市から譲り受けた中古車だそうで、出自が異なるのでしょう。
▲ バートシャンダウ側に連結
足回りはよく見えないものの、下から覗いてみると2軸の車輪の間、車体の中央下部にレールを直接押さえるブレーキのようなものが。運行時に運転士が左手で制御器のハンドルの逆転して電気ブレーキを使って停止。右手で長いレバーを手前に倒すとこのレールを直接押さえるブレーキが作動するのかと思います。
▲ 2号の足回り
内装の配色も他車と異なる、両側扉の2号の運転席後部。
▲ 2号の運転室背面
乗客が下車した後の2号の車内。座席は背の低いビニール張りのオリジナルから座り心地の良いもの交換し、座面の下、反射板の下にぶら下がる黒い箱はヒーターでしょうか。床から出っ張る4箇所のタイヤハウス。床面を下げて乗降しやすくする配慮でしょう。
▲ 2号の車内
最後部にハンドブレーキのハンドルが付いているだけの、簡素な付随車の車内。
▲ 付随車22号の車内
リヒテンハイネル滝を発車してバート・シャンダウに戻ります。線路は狭い道路の端に敷設されていて、軌道内に入らないとクルマ同士のすれ違いが困難。右側通行なので正面から軌道内をクルマが向かってくることもあり、運転士は下り坂で電気ブレーキを効かせながら慎重に進めていきます。
▲ 道路の端に敷設した線路
シュナイダー信号所に先に到着していた3号の編成。運転士がスタフを手に持って待っています。
▲ 3号の編成と交換
車庫に隣接する信号所まで降りてきました。しばらく待つとカーブの向こうから、坂道を上ってきた6号の編成が姿を現し、手前で停車後スタフを交換。帰国後に気付いたが、この車庫にはゴータカー導入前の旧型車が動態保存されているらしい。ここは停留所ではなく列車交換のための信号所だが、降ろしてもらって車庫に立ち寄ればよかったかな。
▲ 6号の編成と交換
リヒテンハイネル滝から30分と少々でバート・シャンダウ・クーアパルクに戻ってきました。
▲ バート・シャンダウに到着
すぐに2号は切り離され、機回りをして、
▲ 機回り中の2号
リヒテンハイネル滝の側に連結。車掌さんがホームで、次の乗客を迎えます。
▲ 次の乗客を迎える
ママに手を引かれた小さなお客さんも。
▲ 君も電車は好きかい
車両のドアの横にこんなステッカー。2018年は、1898年の開業から120年になるらしい。
▲ 開業120周年のステッカー
公園の八重桜は見頃を過ぎていた。
▲ 電停横の八重桜
バート・シャンダウを発車して行く2号の編成。
▲ バート・シャンダウを発車
道路に出て、併用軌道をリヒテンハイネル滝に向かいます。
▲ リヒテンハイネル滝へ